満足度８５点
仙人ULI JON ROTHのバンドELECTRIC SUNの2NDアルバム「FIRE WIND」を聴きました。
音は良いですよね。前作「EARTHQUAKE」よりも、明確にハード・ロック的なカッチリした感じが出てきて聴きやすく、恰好よくなりましたね。特に表題曲④FIRE WINDですね。この曲ね…ライヴで聴くまで、そこまで思い入れは無かったのですけど…２００８年の来日した時のライヴで演奏してくれたんだけど…これが凄く良かったんだよね。それで、FIRE WINDだけは特別な感じになってしまいましたね。ソングライターとしての才能が発揮された名曲だと思います。
でもね…。やっぱり、ULIのヴォーカルですよ…。やっぱり下手過ぎるわ…。笑ってしまうもんね…。ズッコケる…とはこのことだと思うのですよね。演奏して、チェックして、自分のヴォーカルを確認したら、変更したくならないのかな～。と思ってしまったんですよね。だってね…FIRE WINDは名曲だから、他の人が歌ったら、もっと凄い事になったと思うのですよね…。特に、ここまでカッチリした曲だから、ULIのヘナチョコ・ヴォーカルが悪目立ち過ぎるな～。
このアルバムまではJIMI HENDRIXの影響が濃いアルバムですよね。次作が名作ですからね…。次作からはJIMIの呪縛からも解放されて、新たなサウンドになってくるので、これは、その過渡期のアルバムと考えた方が良いのかもしれませんね。
ELECTRIC SUN 「FIRE WIND (LIVE)」