満足度88点
アイルランドのポップ・バンドTHE CRANBERRIESのベスト盤「STARS: THE BEST OF 1992-2002」を聴きました。
懐かしいですね。昔、1STアルバム「EVERYBODY ELSE IS DOING, SO WHY CAN'T WE?」を聴いて、LINGERの叙情性の中にキラリと光るポップ性に惹かれて何度も聴いて、2NDアルバム「NO NEED TO ARGUE」では、当時流行っていたグランジを上手く自身の音楽性に取り込み、ロックの魅力も出してきて、その延長線上にある3RDアルバム「TO THE FAITHFULL DEPARTED」までは、アルバムも買って聴いていたな~と思ってしまいました。
今回のアルバムの曲の並びは時代順であり、私が聴き入っていたのは、①DREAMS~⑪PROMISESくらいかな?そこまでは、私が聴き入ったバンドですね。本当に良い曲が揃っていると思います。ダークでポップな曲、怒りを歌に乗せてメロディを奏でるロック・ソング…。彼らのオリジナリティが凄く良く出ていますね。
やはり、亡くなってしまいましたが、フロント・ウーマンDOLORES O'RIORDANの孤高の声は、グッときますね。上手いというよりも、歌にソウルが籠めらているのが分かるんですよね。説得力とともに聴かせるDOLORESの歌唱は聴いた事が無い人がいたのなら、聴いて欲しいですね。
しかし、やはり、4THアルバム「BURY THE HATCHET」以降の曲は弱いですね…。何だろう…私の興味が無くなってしまったからなのかな?そういった…後年の曲に関してはクオリティが低いと感じるんですよね。でも、音楽は人によって聴き方や感じ方…が違いますからね。後年の曲の方が良いと感じる人がいると思うから、これはあくまでも私の感じ方なのかもしれませんね。
サラッとこのバンドの音を聴くには良いアルバムの様な気がしますね。
THE CRANBERRIES 「ZOMBIE」