「ルノーは羊の皮を着た狼かも」とジェネ


 フェラーリの開発ドライバー、マルク・ジェネは、F1世界選手権が開幕を迎えた時には、ルノーがテストで見せたパフォーマンスから想像されるよりもずっと手強いかもしれず、またそう考えるだけの理由があると述べた。

 スペインの日刊紙マルカに対して彼が語ったところによれば、来月のメルボルンでの開幕戦に向けて本当のポテンシャルを隠すために、ルノーが合同テストでは故意に余力を残していた可能性があるという。帰って来たワールドチャンピオン、フェルナンド・アロンソが率いるルノーは、これまでにバルセロナやヘレスで行われたテストセッションでは、概してトップからおよそ1秒落ちのペースだった。しかし、ライバルチームからは彼らが“力をセーブしている”かもしれないとの見方が出ており、ジェネもルノーとトップチームとの実際の差は1秒よりもずっと小さいと考えている。

「彼らはテストでは最速ではなかった。だが、彼らは昨年の4月には旧型マシンが失敗だったことを理解し、すぐに2008年のクルマの開発作業に取りかかっていた」とジェネ。
「僕らが見ているのは羊の皮を着た狼かもしれない。そして、フェルナンドは再びトップ争いに絡んでくる可能性がある」

 ジェネやその他の人々の意見が正しいとすれば(そしてルノーが大幅なパフォーマンスゲインを得られる斬新なリヤウイングを秘密裏に開発しているとの情報が真実なら)、ルノーとアロンソは、テストをリードしてきたフェラーリやマクラーレンとオーストラリアで優勝を争うかもしれない。また、テストではレッドブルがタイムシートのトップを奪うこともあったが、いずれにしてもフェラーリが最前列に位置するのは間違いないとジェネは言う。
「昨年(ライコネンが)タイトルを勝ち取ったこともあって、チームの雰囲気はとてもいい。ミハエル・シューマッハーとロス・ブラウンが去った後、多少なりとも不安があったのは確かだ。でも、僕らはタイトルを獲れたことでとてもリラックスできている。今年は昨年ほどのプレッシャーを感じずに戦えると思う。クルマの出来も良さそうだ。ただ、ライバルがどこまで進歩してくるかを見極める必要があるだろうね」