SUPER AGURI F1チームは、現地時間(以下、現地時間)12日から3日間行なわれたヘレステストで、今年初めて本格的なテストを実施。佐藤琢磨は、チームのプレスリリースを通じて「2008年の最初のテストを楽しめた」と語っている。
いまだ新車を発表していないSUPER AGURIは、昨年型の暫定マシンでテストを開始。初日の12日は、今年初走行となる佐藤が担当し、今季から義務づけられる新型ECU(エンジン・コントロール・ユニット)を装着して、セットアップの評価やロングランを行なった。2日目の13日も佐藤が走行し、新型ECUでのスタートのテストも含めた多くのセットアップ作業をこなした。
2日目に1’21.376のベストタイムを記録した佐藤は「たくさんの周回数をこなし、包括的なプログラムを終えることのできた2008年の最初のテストを楽しむことができた。たくさんのセットアップを試すことができたし、問題なくシステムチェックとタイヤテストを終えることもできたので、とてもいいテストだったと思う。チームのみんながすばらしい仕事をしたし、今後の2回のテストでもこの勢いを持続することができることを願っている」と充実した様子で語っていた。
最終日の14日は、こちらも今年初テストとなるアンソニー・デビッドソンが担当。新型ECUにすぐに順応したA.デビッドソンは、シャシーと空力のプログラムとスタートのテストも含めたコントロールシステム評価を行なった。
1’21.010のベストタイムを残したA.デビッドソンは「長い冬休みを終えて、こうしてテストに戻ってくることができて、とてもうれしい。ドライコンディションだったが、午後は風が強く、マシンのいいバランスを見つけるのに苦労した。たくさんのポジティブな走行ができ、103周を走りきることができた。僕たちはチームとドライバーともにMESシステム(新型ECU)について学ぶことができたし、今日も全体的に進歩することができたと思う」と手応えをつかんでいる様子だった。
チーフレースエンジニアのジェリー・ヒューズは「今週の走行では、SUPER AGURI F1チームが2008年のMESシステムをさらに理解するためにかなりの周回数をこなすことができた。メルボルンでの開幕戦へ向けて、冬の間にポジションアップを確実なものにするために、チームはタクマとアンソニーとともにいいリズムが作れたと思う。チーム全員が3日間疲れを知らずに働いてくれ、Hondaとブリヂストンポテンザとともに彼らに感謝したい。SUPER AGURI F1チームは来週、バルセロナでのプライベートテストを行なう予定だ」と3日間のテストを振り返っている。
新車発表が未定となっているSUPER AGURIだが、2月19日からはスペイン・バルセロナで一部のチームともに3日間のテストに参加する予定である。