夫と付き合って5年
結婚して2年8ヶ月
結婚式をして2年
まさに“待望の”妊娠でした。
ここに至るまで、たくさん悩んで、泣きました。
①はじめの壁は、夫婦で考えの違いがあったこと。
私は母が不妊体質だったこともあり、妊娠は簡単にできるものではないと漠然とした不安が昔からあったので、その不安を払拭すべくなるべく早めに子どもが欲しいと思っていました
でも、夫は結婚式が終わったら二人の生活を楽しみ、生活リズムや貯金ができてから考えたいから、あと一年くらいはいいかなという考えでした
もどかしかったけど、こちらの希望を押し通してまで授かるのは違うと思ったので、あまり強く主張せず、夫の気持ちが追い付くまで待つことに
子どももいないのに専業主婦してるのが耐えられなかったので、私は仕事をはじめました
正直ずっとこのことはひっかかってました
せめてもっと話し合えばよかったかなって。
②周りの妊娠・出産ラッシュにも苦しみました
私が結婚した2015年は同級生の結婚ラッシュで、その中でも私は早いほうで、友達の結婚準備の相談にのったり、共感もできました
けど、みんな結婚式が終わって2ヶ月~半年で妊娠し、SNSはママトークばかり
気付けば結婚式から一年以上経っても子どもがいないのは私だけになり、友達の話に入っていくことができなくなってしまいました
(夫の転勤で地元を離れてるので、SNSでの繋がりは大切にしてました)
妊娠は競争じゃない。
わかってはいるけど、子どもが欲しくて欲しくてたまらないのに、妊活すらできない私って何してるんだろう…避妊解禁したところで半年以上かすりもしない…なんで私だけって、他人と比べて卑屈になり、SNSもやめて友達からどんどん距離をとるようになりました。
③2015年8月、ブライダルチェックで、橋本病であることがわかりました。
自己免疫疾患のひとつです。
自覚症状はないけど、妊娠希望するなら投薬治療が必要とのことで、妊活をはじめた昨年秋からチラーヂンというお薬を飲んで、甲状腺専門で有名な表参道の伊藤病院に通院しています
伊藤病院の説明では、橋本病は流産・早産のリスクが高まるが、投薬コントロールできていれば問題ないし、不妊の原因にもならないとのこと。
④昨年夏から妊娠するための身体作りを始めました。
大好きな紅茶やカフェオレは極力控えて、真夏でもホットのルイボスティを飲む!
冷え性なので、一年中腹巻きとモコモコ靴下!
葉酸サプリはもちろん、ビタミンサプリやアーモンドを毎日摂取!
などなど…細かいことを含めたらもっとあるけど、
高度不妊治療をしている方からしたら全然たいしたことじゃないけど、この我慢や努力をいつまで続ければいいんだろう…と嫌にもなりました
⑤2017年6月から不妊専門病院に通いました。
2年前のブライダルチェックでは、甲状腺以外問題は見つからなかったけど、何か他に問題があるなら早めに見つけて次のステップに進みたいと思い、通院を決意
血液検査、精液検査、フーナーテスト、卵管造影検査…といろいろやって、夫婦とも完璧ではないものの、特別問題があるけではないとわかりました
それで安心したのか、卵管造影検査の次のタイミングで授かることができました
卵管造影検査の造影剤が潤滑油になってくれたのも大きかったかな
ただ…
妊娠がわかったあとに知ったのですが、抗ミュラー菅ホルモンの検査で、
AMHが0.07ng/ml
という衝撃の結果が出ました
これは、卵巣年齢でいうと46歳以上
卵子の在庫がほとんどなく、子どもを望める時間があとわずかしか残されてないということです
まだ20代、生理不順でもないし、生理痛の薬も飲んだことないので、想像もしてなかったけど、悩む前に妊娠できてたら知れなかったことなので、不幸中の幸いかもしれません。。
さんざん『やっぱり母と同じく不妊体質なんだー』と悩んだけど、振り返ってみればちょうど一年で妊娠。
とんだ悲劇のヒロインです
でも結婚からは二年以上経ってるので、やはり周りからは『まだ子どもできないのかな?』っていう目で見られてるんだろうな~っていう出来事も多々ありました。
久し振りに会えば、ちょっとフワッとした服を着てるだけで『え、赤ちゃん』なんて言われたり
おかげで、相手から何も言ってこない限り
『彼氏は?結婚は?子どもは?』
なんて無神経な発言は絶対しないようにしようと学ぶことができました
妊娠するって奇跡
そして、無事に出産することも奇跡なんですね