熱い床屋さん② | メタボ部長のアホトーーーク

熱い床屋さん②

日曜のブログの続き・・・



やはり同じ年の子供を持ってるので

自ずとその話題に。


ここの店の子供さんは上が6年生と下がウチと同じ3年生

2人とも男の子、これもウチと同じなので話も合う


店長さんは41歳

でも、何だか若く見える


ヘアスタイルやファッションが今風な感じだからかなー



さて本題、

話を聞くと、自身が中学高校と野球をしていたので

自分の子供にも小さい頃から

ボウルとグローブとバットを買って上げて教えていた


上の子が、小2-3年の時に

野球チームに入れたくて体験入団に行ったみたい

体験と言っても見学と説明を聞くくらいなのだが

その時の指導者の人と、何となく合わなかったらしい


ほぼ毎日、「いつから入団するんだ?」とか「ユニホームがいくら」だとか

「申し込み書を取りに来い」とか・・・ そんな電話が家に掛ってきたらしい

しかも上から目線で。


子供は、そんな事は知らずに 野球をやりたいって気持ちだけ

回りの仲のイイ友達は、みんな入団していく

でも店主さんは、子供の気持ちを無視して その指導者にキレて入団を断った。



子供がショックを受けたのは当然 好きな野球が出来なくなったのだから

そんな長男を見かねて

店主さんは、自分の自身の趣味であった「モトクロスバイク」に長男を誘った

(自転車では無く、オートバイの方)


好奇心旺盛な長男は、一発で「モトクロス」に惹かれ

これをキッカケに始めたらしい


でも、「モトクロス」はサッカーや野球と違ってその辺りでは練習できない

一番近くても、車で30分以上かかる安全な河川敷や2時間以上かかる正式な練習場

お金と時間と体力は、人の何倍も必要だが 1年・2年・・と続けていった



もちろん、回りの友達で【モトクロス】やってる子なんか一人も居ない

だから、変わった事やるとイジメられる

近所の人にも「子供にバイクなんて」と陰口をたたかれる。


それでも、この親は野球を辞めさせてしまった子供に対しての償いとして

子供は親の喜ぶ顔をみたいが為に、

回りの事は気にせずに日々「モトクロス」に明け暮れた


転機が訪れたのは、4年生の時

三重県で行われた「ジュニアの部」

全国大会で優勝したのだ

それが地元の新聞に載り、学校でも表彰されたらしい。


この頃から、回りの人達からもようやく認められて

今では、自らバイクの話を友達にするみたい


長男は今はもう6年生

次男も、去年から始めたらしい 。




・・・・・店主さんは「ハサミ」を止める事無く笑いながら

初めて会った私にこの話してくれた。


この話を聞いて胸が熱くなった。