そうですね~
中学校の頃二代目自転車の
ブレーキがいきなり利かなくなって
轢かれそうになったことかな~
それはさておき、
思い出した不思議体験を
ちょっと書き残しておこうと思いますよ
その昔お世話になった宿泊先での
出来事。
我が故郷岩手は地図で見るより
広いので、市跨ぎしようとすると
余裕で山を2~3超えんといかん…
みたいなところが普通です。
レンタカーとかを借りて
走ったことがある方は尚のこと
分かりやすいかなと思いますが、
道なりに走ってるだけでも
山並に高低差を感じながら走れる道路が
多々あります。
それはさておき今回のお話は
スピ系イベントを好くやってる
古民家にお泊りした時の事…
往復で帰るのが困難な場所のため、
一泊二日のイベントに参加していたことが
あったのですが、
のんびりした午前中、
一日前のイベントをキャッキャと話し合う
ご婦人方が行きかっておりました。
寒い時期を抜け多少温かみが戻ってきているとはいえ、
岩手の更に地方と呼ばれる土地は
山奥ともなれば結構寒い。
換気程度に開けて風を通していても、
自然の温かみは太陽しだい…
そんな日和でした。
どのお部屋も古民家特有の味わい深さを
残したままある程度改修されており、
光が入らない場所がなるべくないように
されております。
なので、暗めの古民家が苦手という方にも
ある程度大丈夫なのではと思えるぐらいの
場所ではあるのですが、
ふと一瞬だけご婦人方の気配が
各部屋に寄っちゃって
玄関先の広間が誰もいない
という状況になったのです。
ざっと15人以上参加者が集まって
いたので人のいない空間は
逆に目立ちます。
玄関広間からまっすぐ進める部屋にいた
我輩は何の気なしに
向かって右手の部屋へ移動しようと
広間に出ようとしたところ、
玄関の左脇に備えられている二階への階段から
ゆっくりと降りてくる足が見えました。
すらっとした灰色の足は
不思議と怖くはないのですが、
いつの時代なのか見当がつきづらい着物。
胸元まで確認した後、我輩は
一瞬見えたものから目をそらし、
もう一度確認しようとした刹那、
我輩が向かおうとしていた部屋へ入っていきました。
その部屋は厨房で、
多くのご婦人がキャッキャしながら
ブランチのような、昼食のような…みたいな
時間帯の準備をしていました。
灰色の足はいつの間にか
そこまで大きいタイプの男性ではなく、
丸刈りなのか頭髪は認められず、
たすき掛けをした後姿は
足からわかる通り細めの線をしておりました。
青年なのか、大きめの少年なのかは
顔立ちを見なかったためにわかりませんでしたが、
賑やかな厨房に入っていってしばらく、
大きいテーブルの少し手前で
フッ…と消えてしまいました。
前の住人だろうかと色々考えながら、
我輩はその男性が消えた近場まで
行ってみると、丁度冷茶が入ったポットがひとつ。
お茶が飲みたかったのかなと
思う一部始終でありました…