横綱の品格と武士道
ここんトコ、朝から晩までTVのニュースやワイドショーが力士の暴行事件でずっと騒がしい・・・。
横綱「日馬富士」が格下力士の貴ノ岩に飲んでる席で暴行し、大怪我を負わせたとされる件。
格闘技は嫌いじゃない。
むしろ、小・中学生の頃(ギターを始める頃)まで、
完全に自分はプロレスラーになるつもりでいた。
ガキんちょなりに体も鍛えたし、
ありとあらゆるプロレス技を体得していた。
学校の休み時間には机をトップロープに見立て、
マスカラスばりの華麗なルチャ・リブレを友達相手に披露したりもしていたし、そいつと、ひたすら頭突きをし合って、どっちかがふらついて倒れるまで頭を鍛えたりもしていた(笑)
思ったほど身長が伸びなかった事と、他にやりたい事ができて、プロレスへの道は諦めた。
大人になってプロレス熱は冷めたものの、
K-1をはじめとする、いわゆるガチンコ系の異種格闘技は大好きだった。
でも、相撲に関しては、はっきり言って興味が沸かない。
40を越えても自分が精神的に未成熟なのか、スマートさの無さがどうしても受け入れられない。
日馬富士の今回の暴行事件はまだ騒動の最中で、
真相は分からない。
暴力はいかなる場合も許すまじ、という今の風潮の中、
日馬富士がマスメディアに叩かれたり、刑事罰を受けるのは仕方が無いコトかもしれない。
個人的には鍛え抜いた格闘家、力士を少々殴っても蹴っても、大して問題ないとは思うけど・・・。
相撲の事も相撲界の事もほとんど知らないけど、
この加熱した報道を見るともなしに毎日見せられて、自分の中に浮かんできた気になるキーワードが、
「横綱の品格」
横綱の品格ってなんだ??
最初に書いたように、格闘技のバックボーンがプロレスの自分には中々に思える問題だ。
当然ヒール役のレスラーが悪い人ではない。(当時は悪人だと思っていたけど)
タイガー・ジェット・シンもブロディもラッシャー木村も素行が著しく悪かったし、品も無かった。
でも、無くてはならない存在で、人気もあった。
そもそも彼ら無しでは勧善懲悪の側の立つ瀬が無い。
相撲では何を求めているのだろうか?
これまた横綱・白鵬が前代未聞の物言いをつけてバッシングされている。
遡れば、朝青龍みたいなガラの悪いやつが横綱にもなっていた。
もちろん強かったから成り上がったんだし、番付のトップになるのも当然だけど、品格を携えてこそ「横綱」なのだとすれば、なれなかったはずだとおもうんだけどなぁ・・・。
要は日本人のメンタリズム、
日本が世界に誇れる「武士道」の精神が問われている。
まぁ、ここでは相撲道なんだろうけど。
一概には言えないけど、外国人、ここではモンゴル人に
それを受け入れろ、理解しろって言っても無駄だろうね。
オレ達だって、もし仮にモンゴル魂ってモノがあっても理解なんて多分出来ない。
この問題がここまで大げさに騒がれている原因は貴ノ岩の親方、貴乃花がだんまりを決め込んでるコト。
彼が出てきて話せば、もうとっくに収束してる気がする。
貴乃花の事をあまり知らずに言うのは申し訳ないが、
何となく、あまり好きではない。
陰気でタレント性が低いからかもしれない。
しかし、今回の事が本気で弟子を庇おうとしてる事、
相撲協会の本質を嫌い、真っ向勝負を捨て身で選んだ上での沈黙だったとしたら、少し見方が変わるかもしれない。
前の理事選で負けてアンチ協会になってることや、
単純に性格的な理由で意固地になってるのは明白ではあるけど。
小善は大悪に似て、大善は非情に似たり。
やや意訳にはなるけど、この言葉が頭をよぎる。
ちゃんと大局を見据えて、
相撲界の体質を変えてやろう、
事件の本質をうやむやにしないでおこう、
そう思っての沈黙だと願う。
ただ寡黙でいる事が男らしい、武士道だ!
って思ってるのなら、彼は小善すら行えない迷惑な輩だ。
