『インビジブル』
2000年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ポール・ヴァーホーベン
脚本 アンドリュー・W・マーロウ
撮影 ヨスト・パカーノ
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
出演 エリザベス・シュー/ケヴィン・ベーコン/ジョシュ・ブローリン/キム・ディケンズ/グレッグ・グランバーグ/ジョーイ・スロトニック/メアリー・ランドル/ウィリアム・ディベイン/ローナ・ミトラ
《解説》
姿は見えないが、殺意は見える
透明人間というSFの古典的素材を、DNA操作という科学的設定、デジタル処理を駆使した映像技術によってホラータッチのサスペンスとして復活させた要注目作
人間が皮膚、内臓、骨と、まるで生きた人体標本のように段階を追って透明になっていく展開は、グロテスクながら驚愕の一言で、本作の最大の見どころだ、鬼才ポール・ヴァーホーベン監督ならではの強烈さだ
《物語》
国家の極秘プロジェクトとして地下に実験施設で、チームは天才科学者と呼ばれるセバスチャンを中心に、生物の透明化と復元を研究している
動物実験で透明化には成功させていたが、復元の成功には至っておらず、しかも透明化した動物はその状態が長時間続くとストレスなどで悪影響を及ぼし凶暴化
ある夜セバスチャンは自宅でひらめき、パソコンでの仮説に成功、すぐにチームのメンバーで元恋人のリンダに連絡してメンバーを招集
そして透明化した動物の復元薬の開発に成功、しかし発表の席で成功にはあと少しと説明、セバスチャンはプロジェクトを奪われる恐れと更なる名声のために国家には報告せず、自らの体で人体実験をすると
メンバーの反対を押し切って行い、何も反応ははないと思われたが激痛を全身に感じ、心拍数と血圧が上昇、肉体は徐々に透明化されていく
透明化は問題なく成功し、17時間の睡眠のあとにセバスチャンは起き上がり、しばらくは透明人間の状態を楽しむが、瞼が透明なことで眩しくて眠れない
しかしいざ復元となったところで実験は失敗、激痛に襲われ肉体が戻りかけたが再び透明になってしまった、メンバーが復元薬の研究に取り組む中でセバスチャンは研究室からは出ることが出来ない
元に戻れないイライラと毎日の実験で苛立ちを隠せないセバスチャンは勝手に施設を出て、透明であることを利用して不法侵入などの犯罪行為を行う
セバスチャンが抜け出していることを知ったメンバーたち、リンダは無断で人体実験を行ったことを上司の教授に報告、それを聞いていたセバスチャンは教授を殺害、そして保身のためにメンバーの殺害を企てる
《感想》
透明人間をここまで映像化するなんて驚きでした、CGが進歩してもそれ以外の特殊効果も素晴らしい、ソファから立ち上がったら凹んだクッションが元に戻るとかね
天才科学者で透明人間のセバスチャンを演じるのは「ワイルドシングス」のケヴィン・ベーコン、すごく高飛車で人を見下すような人間がぴったりです
監督は「スターシップ・トゥルーパーズ」のポール・ヴァーホーベンで、いつも思いますが男の幻想を具現化する変態監督だと思ってます(笑)
男だったら透明人間になったら何をするか?、セバスチャンは座って眠っている同僚のサラの胸のボタンを外しておっぱいを揉みます、自分は神だと言うのにこんなことするのね
透明から戻れなくなって研究施設から出れないストレスで強引に自宅に戻ります、ポルシェを運転して信号で止まった隣の車に乗る子供たちにラバー製の顔を見せて驚かせます
自宅に戻ると向かいのマンションの一室が見えます、そこにはセクシーな女性が着替えているんです、セバスチャンはラバー製のマスクと服を脱いで女性の部屋へ
チャイムを押して覗き穴から見ても誰もいないのでドアを開けたその隙に中に入り、少しのイタズラをした後に女性に乱暴を働きます、神だと言ってるのにね
最初はゴリラを使っての動物実験ですが透明のゴリラが内臓から骨にそして皮膚が現れてゴリラの姿に戻ります、とても見事な映像でした、人体実験では逆に皮膚が透けて筋肉や骨、そして内臓が見えて消えてしまいます
チームのメンバーでセバスチャンの元恋人のリンダを演じるのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2 & Part3」のエリザベス・シュー
リンダもセバスチャンに脅威を感じていて、眠っているリンダの服を脱がしてパンティを下して脚をガバッと開かされる夢を見るんです、これは潜在意識の中にセバスチャンがいるのでしょうか
チームのメンバーでリンダの現在の恋人のマットを演じるのはジョシュ・ブローリンで、2人が恋人関係だとはセバスチャンにも言ってないんです、これはどういう気持ちなのかな?
チームのメンバーでセバスチャンにおっぱいを触られるサラを演じるのはキム・ディケンズで、気が強くてそんなところが好きだったとセバスチャンに言わせます、その直後に殺しますけどね
輸血用の血を周りに撒いてセバスチャンの足跡に注目するのですがセバスチャンはまともに血を被ります、すごくよく出来たシーンですね
トイレに入っても気配を感じてしまうジャニスを演じるのはメアリー・ランドル、コンピューターのシステムを扱うフランクを演じるのはジョーイ・スロトニック、セバスチャンを追い詰めるものの殺されてしまうカーターを演じるのはグレッグ・グランバーグ
そしてセバスチャンのマンションの向かいのマンションに住むセクシーな女性を演じるのはローナ・ミトラで、向かいで明るい部屋で着替えてたら見てしまいますよ
でももう少しってところでカーテンを閉めたりするんです、その瞬間にセバスチャンは透明化した動物を戻す方法をひらめくんです、何がきっかけになるかわかりませんね
透明人間になりたい妄想はこれを見たら躊躇してしまいます、もはや怪物と化してしまいますからね、それにしてもみんな見えない敵を如何に見えるようにするか頭が良いです
古典SF透明人間がVFXで復活 それが『インビジブル』です。
続編も観ましたがやっぱり案外でしたね。
更に過激な:続・裏237号室の『インビジブル』のレビューはこちらです。
























