『ゾンビ伝説』
1988年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督 ウェス・クレイヴン
原作 ウェイド・デイヴィス
脚本 リチャード・マクスウェル/A・R・シムーン
撮影 ジョン・リンドレイ
音楽 ブラッド・フィーデル
出演 ビル・プルマン/キャシー・タイソン/ゼイクス・モカエ/ポール・ウィンフィールド/ブレンド・ジェニングス/コンラッド・ロバーツ
《解説》
いま、知られざる世界の恐ろしい事件が…
南米ハイチに今なお残るブードゥ教の魔術、ゾンビの呪いを描く、実在の人類学者によるノンフィクションを映画化、ブードゥ教の魔術が生む恐怖を描いた異色のリアル・ホラー
ハーバード大学のウェイド・デイヴィスの著書「蛇と虹」を自由に脚色したもので、監督は「デッドリー・フレンド」のウェス・クレイヴン
《物語》
1978年・ハイチ、棺桶を赤く塗り磨いていると数人の男たちが現れて棺桶を奪い去った、棺桶は船に乗せられて運ばれた、その夜に病院ではクリストフが臨終、クリストフは埋葬されるが棺桶の中でクリストフは涙を一粒流していた
1985年・アマゾン流域、デニス・アランは植物学探検隊としてネグロ川にやって来た、アマゾン最高の霊媒師に会うために、そこでは何やら不気味な空気を感じた
そこで飲まされた液体を飲むと意識を失った、ジャガーと戯れて地面から這い出た手によって地中に引きずり込まれる幻覚を見た、目を覚ますと誰もおらずヘリに戻るとパイロットは死んでおり、幻覚に出て来たジャガーの後を追って村を発見した
製薬会社のスクンバッカーに呼ばれてボストンに帰国したデニス、スクンバッカーと会長はゾンビ化現象の話しをする、生きながら死人になるというもの
ハイチでは7年前に信だとされるクリストフが生きているのだ、この事実を究明したい、会社は麻酔薬だと考えてその薬の粒の謎を解くために独裁政権下のハイチへとやって来た
彼は秘密警察トントン・マクートの監視下で女医のマリエルに導かれその土地の有力者でブードゥの神官でもあるルシエンに引き合わされれる
その夜に神おろしの儀式の最中にデニスはかつて彼に幻覚を見せた黒魔術師で秘密警察のボスのペイトロウを見付けた、ルシエンも彼には気を付けろと警告
翌日の夜にデニスはマリエルと墓地に行き、死から蘇ったクリストフを探し当て、次の被害者を生まないよう何が起きたか聞き、彼からゾンビの謎を解く手掛かりを掴んだ
町に戻った頃、ハイチの情勢は大きく変わっておりデモが過激化し、秘密警察が包囲されている、デニスは警察署に連れていかれペイトロウから尋問を受けて解放された
しかしデニスに危険が迫り、再び秘密警察に拉致されてペイトロウから何度も拷問を受けて、マリエルの家の前に転がされた、彼はマリエルの家で数日間療養、ペイトロウの呪いデニスを生きながらにして葬られてしまい、強制送還されてしまう
《感想》
ゾンビと言うと「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」でジョージ・A・ロメロが創造した死者が生き返って人間の肉を食べると言うのが一般的です
本作のゾンビはブードゥの呪術によって作られるもの、白い粉の薬品で人間を一時的に仮死状態にしてその後に蘇るというもの、その昔に何かでそう読みましたよ
邦題にゾンビと入っているのでゾンビが出てくる作品かと思いますもんね、しかし扱っているのはブードゥの黒魔術でクラシカルなゾンビとでも言いましょうか
監督は「エルム街の悪夢」のウェス・クレイヴンで、ハーバード大学の人類学者ウェイド・デイヴィスの「蛇と虹 ゾンビの謎に挑む」を映像化
デニス・アランを演じるのはビル・プルマンで、世界の秘境なんかに薬品を求めて探検している感じですが、探検家というよりは学者って感じです
ハイチの女医マリエルを演じるのはキャシー・タイソンで、マリエルはデニスの協力者で、ハイチの大聖堂の小さな滝のある美しい場所でデニスと結ばれます
ブードゥの黒魔術師ペイトロウを演じるのはゼイクス・モカエで、その魔術によって世界中のどこにいようとも呪いを飛ばすことが出来るんです
人を操ったり夢の中に現れたり、アメリカに戻ったデニスが製薬会社の会長の奥様の体を乗っ取ってデニスに襲い掛かります、もう何でもアリの魔人です
ゾンビについてはヒヒを使った実験で粉を塗って20分で死亡、しかし知覚や思考の部分は生きていて約12時間後には生き返るんです、一応の説明があります
それにこの作品でめちゃめちゃ痛そうなシーンがあるんです、拉致されたデニスが裸で拷問椅子に座らされて男根に太く長い釘を打たれるんです、こんな恐ろしいシーンはなかなかないですよ
世界中どこにいても追われる呪いを払拭しようと再びハイチに行くのですが生きたまま埋葬されてしまいます、しかし叫び声を聞いたクリストフに助けられます
デニスはマリエルを助けるために警察署に乗り込もうとするのですが、そこでハイチの政権交代が起こってデモが発生、秘密警察の立場も危うくなり民衆が警察署に詰めかけて暴動、それに乗じてデニスも警察署の地下に向かってマリエルを救出
最後にはペイトロウは拷問椅子に座らされて男根に釘を打ち込まれて地下に消えていきます、こんな魔術師のような男が実際にいたのかはわかりませんが周りが強大にしてしまったのかも
原題ハイチには人間を生きる死人にするゾンビ薬が存在する それが『ゾンビ伝説』です。
やっぱあの釘を打たれるシーンは男だったら縮み上がるシーンです。





















