チャイルドプレイ | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『チャイルドプレイ』

 

 

 

 

 

1988年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督・脚本 トム・ホランド

 

脚本 ドン・マンシーニ/ジョン・ラフィア

 

撮影 ビル・バトラー

 

音楽 ジョー・レンゼッティ

 

 

 

出演 キャサリン・ヒックス/クリス・サランドン/アレックス・ヴィンセント/ブラッド・ドゥーリフ/ダイナ・マノフ/ジャック・コーヴィン/トミー・スワードロー/ニール・ジュントーリ/フアン・ラミレス/アラン・ワイルダー

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

誰にも忘れられない誕生日がある

 

射殺された凶悪犯の魂が乗り移った人間を手にした少年アンディーと母親の恐怖の体験、内容自体はオカルト映画の範疇に入る作品だが、人形を完全にモンスターとして扱い徹底的な怪物映画となっている

 

監督・脚本は「フライトナイト」のトム・ホランドでホラー映画専門の監督、本作でも職人芸が冴え渡る、世界を震撼させたショッキング・ホラーの傑作!

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

逃亡中の絞殺魔チャールズ・リー・レイはマイク・ノリス刑事に撃たれ、仲間のエディーにも裏切られてなんとか玩具店に逃げ込んだ、もう無理だと悟ったチャールズは最期に復讐を誓う

 

 

おもちゃのグッドガイ人形を手に取り、不気味な呪文を唱えた、彼はブードゥーの秘術を会得しており人形に魂を移した、その瞬間に雷が玩具店に落ちて店は大惨事となった

 

 

その人形はカレンの一人息子のアンディーの手に渡り、誕生日プレゼントにグッドガイ人形をもらい大喜びのアンディー、人形に名前を付けてチャッキーと呼んだ

 

 

その夜、残業のカレンに代わってアンディーと留守番をしていた友人のマギーがマンションから転落死、現場には小さな足跡が残されており、殺人課のマイク刑事がやって来た

 

 

アンディーはその足跡はチャッキーだと言うが信用はされない、アンディーはチャッキーは生きた人形でチャッキーと会話が出来る、片時もチャッキーを離さない

 

 

アンディーはチャッキーの言うがままに行動をしてエディーの隠れ家へ、エディーの隠れ家はガス爆発で全焼、現場にいたアンディーの言う事には誰も耳を貸さない

 

それに遂にはアンディーは精神病棟に閉じ込められてしまう、失意のカレンはチャッキーに八つ当たり、しかし人形のケースから電池がこぼれ落ち、背中の電池のフタを開けてみると中は空っぽ

 

 

その瞬間にチャッキーはカレンに汚い言葉で罵りながら襲い掛かってきた、カレンは何とかチャッキーから逃げるがチャッキーは姿を消してしまった

 

 

カレンはマイクと話すが相手にしてもらえなかったが、マイクもチャッキーに襲われて殺されかけた、しかしチャッキーはこのままだと知り、アンディーの体を乗っ取ろうとするのだが

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

公開当時に当時の彼女と電話で本作を観に行こうと話した時にタイミングよくテレビCMで流れたんです、それを見た彼女は鳥肌が立ったと、当時は本当に良く出来た特殊効果でしたよ

 

 

人形が襲い掛かってくる展開はアメリカだけでなく日本でもあります、人形の髪の毛が伸びるなんて事もあるし、怪談でもよく聞かれる事です

 

でも本作のグッドガイ人形は今風の人形で見た感じはまったく怖くない愛らしい人形なんですが、それが目を動かして喋るだけでかなり不気味なんです、このチャッキーの声とチャールズ・リー・レイを演じるのが「ブルーベルベット」のブラッド・ドゥーリフ

 

 

それにチャッキーは復讐の為にアンディーを取り込んで上手く操ります、まずはカレンの友人のマギーを窓から突き落として殺害します、マギーはたまたまいただけで運が悪かったね

 

 

次にチャッキーは裏切ったエディーの住む場所までアンディーにバスで連れて行ってもらいます、そこでチャッキーはエディーの家をガス爆発でエディーを殺害

 

もちろん現場にいたアンディーは事情聴取されるのですがチャッキーの話しは誰も信じてくれません、それによって精神科医に預けられてしまいます

 

 

落ち込んだカレンはチャッキーに八つ当たりして人形の入っていた箱を見ると電池がぽろっと出てくるんです、この瞬間はゾクッとするシーンでした

 

 

カレンはチャッキーに話さないと暖炉に入れて焼くと言うと、チャッキーは恐ろしい形相で汚い言葉で罵って噛みついてマンションから逃げ去ってしまいます

 

その事をマイクに言うも信じてもらえず、人形を売っていた行商の男に聞きに行くと襲われそうになり、そこをマイクが助けてくれて焼けた玩具店で拾ったと聞き出すんです

 

 

その後にマイクはチャールズを調べあだ名はチャッキーと知り、ブードゥーの呪術師との付き合いがあったと判明、カレンとマイクが向かうと既に呪術師は殺されていてチャッキーは人間に戻る為にアンディーに乗り移ろうとするんです

 

マイクを演じるのはクリス・サランドンでトム・ホランド監督の「フライトナイト」から続投しています、カレンを演じるのはキャサリン・ヒックス

 

 

本作は低予算ながら大ヒットして続編が7作も作られてリメイクもされています、それにチャッキーというキャラクターは誰もが知る存在ですよね

 

 

 

 

 

殺人人形チャッキーが大暴れする大人気ホラーシリーズのオリジナル第1作 それが『チャイルド・プレイ』です。

 

 

 

 

 

80年代のホラー映画はこんな面白いアイデアを発揮した作品が多くて今の時代でも観てしまいます。