『土竜の唄 香港狂騒曲』
2016年 日本
《スタッフ&キャスト》
監督 三池崇史
原作 高橋のぼる
脚本 宮藤官九郎
撮影 北信康
音楽 遠藤浩二
出演 生田斗真/瑛太/本田翼/古田新太/菜々緒/上地雄輔/仲里依紗/堤真一/吹越満/遠藤憲一/皆川猿時/岩城滉一/久松郁実
《解説》
日本の潜入捜査官、ナメんなよ!
高橋のぼるの人気コミック「土竜の唄」を、三池崇史監督&宮藤官九郎脚本&生田斗真主演で実写映画化したアクションコメディ「土竜の唄 潜入捜査官 REIJI」の続編
前作のキャストに加え、兜真矢役に瑛太、轟迦蓮役に本田翼、はぐれヤクザの桜罵百治役に古田新太、チャイニーズマフィアのヒットマン・胡蜂役に菜々緒を新たに起用
《物語》
潜入捜査官として広域指定暴力団の数寄矢会に潜入した菊川玲二は、なんやかんやで月原旬の逮捕と阿湖正義の引退までこぎ着けたが本丸の轟周宝の尻尾は掴み損ねた
その後に玲二は阿湖義組若頭の日浦匡也と大阪に乗り込み潜入捜査を続行、蜂乃巣会の黒河剣太も加わり、3人は4万人の構成員を要する日本最大の暴力団、蜂乃巣会のナンバー2に君臨する鰐淵拓馬を追い詰めた
日浦は鰐淵に五分の盃を交わすよう交渉して成立するが、事は簡単には済まなかった、玲二がサウナで横沢一家の連中に絡まれたところを日浦がヘリコプターで現れた
檻となったサウナごとヘリコプターで吊り上げて大阪の道頓堀を飛び、通天閣で股間を強打し、ヤクザの入った檻をキャンプファイヤーの炎の上へと乗せた
ある1人の正義感溢れる若者が警視庁組織犯罪対策部課長に兜真矢が昇進した、彼は警察官と暴力団の癒着を撲滅すべく警視庁内の浄化作戦をすると決定し、酒見署長に玲二の事を聞くが玲二は現在指名手配中で酒見は否定
日浦は鰐淵と五分の盃をとった事で数寄矢会の轟周宝に直参の盃を求め轟周宝もそれを認めて日浦組の看板を与える、そして轟周宝は玲二に若頭とさせる
チャイニーズマフィアの仙骨竜の数万の報酬で殺しから薬まで請け負う悪のコンビニ、日浦は仙骨竜の駆除を命令され、玲二には轟周宝のボディーガードを依頼、日浦は自分が逆らえば人質の玲二を殺すって事で近くに置いたと
その後に玲二は拉致されて留置場の中へ、そこで玲二の正体を知る酒見署長、赤桐、福澄の3人が説明、破門されたヤクザが仙骨竜と手を組んで元の組に咬み付いている
玲二は仙骨竜の退治も任され、そして組織犯罪対策部の兜真矢が玲二を追っている事を伝えた
《感想》
もう最初っからあり得ない展開です、全裸で股間に新聞紙だけが辛うじて隠しているだけで大阪の夜の街をヘリで吊り下げられて旋回してるんです、でも通天閣の先端で股間を擦られます(笑)
主人公の潜入捜査官の菊川玲二を演じるのは生田斗真、前作に引き続きジャニーズ事務所のタレントがオープニングから全裸で登場なんてね
前作の「土竜の唄 潜入捜査官REIJI」では指定暴力団組織の数寄矢会の組長の轟周宝の逮捕を目指していたのですが、盃を受ける事になってしまいました、轟周宝を演じるのは岩城滉一
そこで轟周宝に縄張りを荒らすチャイニーズマフィアと繋がっている過去に数寄矢会を破門された、はぐれヤクザのモモンガこと桜罵百治を調べる指令を受けるのです、桜罵百治を演じるのは古田新太
玲二はいきなりビルから落とされて拉致されて警察に捕まるのです、そこで玲二の上司たちは捜査犯罪対策部のエースであるエリート刑事の兜真矢が玲二を追っていると知らされます、兜真矢を演じるのは瑛太
そして轟周宝のボディーガードとなって自宅に住むのですがいきなり半裸で眠っている轟周宝の妻を起こしてしまい、何故かベッドに縛られてアソコをイタズラされるんです、エレクトすると縦笛の音がするんです(笑)
そこに轟周宝の娘・迦蓮が帰宅して2人になったら玲二は迦蓮に反応してしまうんです(笑)、それを見た迦蓮が玲二のモノを靴でビシバシと叩きのめしてしまいます、これは痛い(笑)、迦蓮を演じるのは本田翼で一皮剥けた印象です
迦蓮のボディーガードを命じられるのですが迦蓮はじゃじゃ馬で玲二を車から突き落として1人で行ってしまいます、そこをモモンガの配下のチャイニーズマフィアに拉致されます
轟周宝は秘書の女はチャイニーズマフィアのヒットマンの胡蜂でトイレで轟周宝を襲うのですが、そこに玲二が現れて激闘の末にトイレのすっぽんで胡蜂を追い返す事が出来た、胡蜂を演じるのは菜々緒、格闘シーンでは手足の長さが有効ですね
チャイニーズマフィアを締め上げた玲二と兄弟の契りを交わした日浦匡也が迦蓮が拉致されている港に登場、連絡を受けた玲二が現れて迦蓮を救出するが警察が登場、日浦匡也を演じるのは堤真一
その港で迦蓮を助けて迦蓮とキス、しかしそこに恋人の純奈が現れて「誰っ」、迦蓮も「誰っ」と女2人がバチバチの展開で玲二はもうどうしようもない絶体絶命の立場、これは男ならアソコが縮み上がる展開です、純奈を演じるのは仲里依紗、本作は出番が少なかった
迦蓮は怒って警察車両に一般人として乗り込むのですが婦人警官を装った胡蜂だったんです、迦蓮は香港に拉致され、玲二は兜真矢に撃たれて海に落ちてしまいます
とにかくギャグの応酬でヤクザがダンスを踊ったり、玲二はやたら裸になるし、それでいて人身売買なんかがテーマになっていたりと、笑いと残酷さが入り混じってます
5分に1回何かが起きる、大爆笑のハイテンションコメディ、待望の続編! それが『土竜の唄 香港狂騒曲』です。
結局はおいらは三池崇史と宮藤官九郎はなんか合わないんです、たまにハマるのもありますけどね。