ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY | 続・237号室 無事是A級からZ級映画列伝

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タカによるA級からZ級映画まで、榮級は絢爛豪華な超大作、美級は美しい女優や映像美、死級は禍々しい阿鼻叫喚、出級はあのスターの意外な出演作、イイ級は耽美なエロティシズム、Z級は史上最悪なクソ映画、その全てをレビューと少しの競馬予想と日常の出来事

 

 

 

 

 

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』

 

 

 

 

 

2020年 アメリカ

 

 

 

 

 

《スタッフ&キャスト》

 

 

監督 キャシー・ヤン

 

脚本 クリスティーナ・ホドソン

 

撮影 マシュー・リバティーク

 

音楽 ダニエル・ペンバートン

 

 

 

出演 マーゴット・ロビー/メアリー・エリザベス・ウィンステッド/ジャーニー・スモレット・ベル/ロージー・ペレス/クリス・メッシーナ/エラ・ジェイ・パスコ/ユアン・マクレガー/アリ・ウォン

 

 

 

 

 

《解説》

 

 

極悪をもって極悪を制す

 

「スーサイド・スクワッド」に登場して世界的に人気を集めたマーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインが主役のアクション、マーゴット・ロビーが自身の当たり役となったハーレイ・クインに再び扮し、敵役となるブラックマスクをユアン・マクレガーが演じた、監督は初長編作「Dead Pigs」がサンダンス映画祭で注目された新鋭女性監督キャシー・ヤン

 

ジョーカーと別れて髪を切り、モラルゼロで暴れまくる天真爛漫な“悪カワ”ハーレイが覚醒、謎のダイヤを盗んだ少女を守るため、最凶チームをひっさげ、サイコな“極悪”ブラックマスクと予測不能バトルに挑む!、DCエクステンデッド・ユニバース・シリーズの第8作品目となる

 

 

 

 

 

《物語》

 

 

あたし、ハーリーン・クインゼル、パパはあたしをビールと交換、何度捨てられても家に戻った、でも結局放り出されて優しいシスターに育てられた、けど長いものには巻かれないタイプ

 

あれこれうまくやって大学に進学、博士号も取った、失恋も経験した、愛って難しい、ならばと猛勉強して精神科医になった、で彼に出会った、あたしのジョーカー、恋に落ちまくりパラシュートなしで真っ逆さまにダイブ

 

あたしは生まれ変わってジョーカー命の女に、あたしのことをジョーカーの大犯罪を裏で操る女、手柄は彼だけのもの、でも長くは続かない、そして彼とは破局、あたしは大人の対応、でもジョーカーは泣きじゃくった

 

イケてる部屋に引っ越し過去の過ちを心静かに反省、新しいあたしに生まれ変わらなきゃ、しかしジョーカーと別れたとは言っていない、ジョーカーの女は特権だもの

 

 

しかし完全に切れたことを世間に示さなきゃ、ジョーカーの文字が入ったチョーカーを首から引き千切ると思い出の超有毒な化学薬品工場に派手に爆破してゴッサム中に独立を宣言

 

 

近くの店ではゴッサム市警のレニー・モントーヤがクロスボウで殺害された4人の男たちの現場検証をしていた、悪党ローマン・シオニスに雇われた女殺し屋の仕業と考えていたところで工場が大爆発、モントーヤはチョーカーを拾い、ハーレイとジョーカーの別れを知る

 

 

それにより今までジョーカーが恐れて手を出さなかった連中が一気にハーレイを狙い、追われる立場となるがハーレイは次々と追手を倒すもシオニスに捕まってしまう

 

 

シオニスは過去に虐殺したゴッサムのマフィアのファミリーの秘密口座の鍵となるダイヤを探している、しかしそのダイヤをスラムのスリ少女のカサンドラ・ケインに盗まれ、警察に捕まったところで飲み込まれてしまう

 

シオニスに捕まったハーレイは自分ならダイヤを見付けられると言ってシオニスはハーレイを解放、しかもカサンドラに50万ドルの賞金を懸けた

 

 

ハーレイはゴッサム警察を襲撃し、留置されているカサンドラを連れ出して賞金狙いにやってくる敵を倒していくが、ハーレイはクセ者揃いの新たな最凶チームを結成する

 

 

 

 

 

 

《感想》

 

 

「スーサイド・スクワッド」の強烈なキャラクターのハーレイ・クインがメインとなって大暴れする作品です、本作にはジョーカーもバットマンも登場しません、でもDCエクステンデッド・ユニバースに属する作品で、「シャザム!」の続編です

 

 

おいらの目当てはもちろん主人公のハーレイ・クインを演じるマーゴット・ロビーです、でもね、そんなに彼女の魅力が全開ではないの、それが女性監督だったからとは思いたくないですけどね

 

 

監督はキャシー・ヤンでおいらは知らない名前です、やはり女性監督は女優をエロく撮らないようでキワドイ衣装でもない、セクシーな振る舞いで男を誘惑するでもない

 

これだけ女優が出てるのにそんなシーンはありません、グロと痛いシーン以外はまったく健全な作品でした、なので期待した以上ではなかったですね

 

 

ヘレナ・バーティネリを演じるのがメアリー・エリザベス・ウィンステッド、自分ではハントレスと名乗っているのですが他の者からはクロスボウ・キラーと呼ばれています、柔道と空手をベースに闘います

 

 

彼女はゴッサムのマフィアのファミリーの娘でシオニスの一味にファミリーは虐殺されているんです、その生き残りでファミリーを殺した者を処刑しているんです

 

シオニスの経営するクラブの歌手で格闘技を使うダイナ・ランスはシオニスの運転手となるんです、前の運転手はハーレイが両足を折って再起不能にしてしまったからね

 

このダイナ・ランスを演じるのはジャーニー・スモレット・ベル、スタイル抜群で主にムエタイを基本とする格闘技で男どもを蹴りまくります、それと声も武器となります

 

 

ゴッサム市警に勤める刑事のレニー・モントーヤを演じるのはロージー・ペレス、功績を上げてはいるのですがすべて他人に手柄を横取りされて昇進できないまま、最後には警察を辞めちゃいます、ボクシングをベースに闘います

 

そしてダイナと同じアパートに住むスリの少女カサンドラを演じるのがエラ・ジェイ・パスコで彼女がダイヤを飲み込んでしまって大変な騒ぎとなってしまうんです

 

 

ゴッサムシティを裏で支配するローマン・シオニスを演じるのがユアン・マクレガー、表の顔は社交的なのですが感情を激昂させる危ない性格で拷問を好みます

 

 

アクションも何だかコミカルでちょっと想像していたものとは違いましたね、マーゴット・ロビーが好きな人だけにお薦めいたします、まあマーゴット・ロビーがプロデューサーに名を連ねてますしね

 

 

 

 

 

 

悪カワVS極悪! それが『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』です。

 

 

 

 

 

こちらも以前のブログでDCエクステンデッド・ユニバースを全てレビューしていましたので、こちらも過去作品から全部レビューしたいです、「ワンダーウーマン1984」へと続きます。