『コフィー』
1973年 アメリカ
《スタッフ&キャスト》
監督・脚本 ジャック・ヒル
撮影 ポール・ローマン
音楽 ロイ・エアーズ
出演 パム・グリア/ブルッカー・T・ブラッドショウ/ロバート・ドクィ/ウィリアム・エリオット/アラン・アーバス/シド・ヘイグ/バリー・ケーヒル/リンダ・ヘインズ
《解説》
70’sのクールなファンクミュージックにノリ、伝説のカリスマ女優パム・グリアが暴れまくる!
「ジャッキー・ブラウン」のパム・グリア主演のバイオレンス・アクション、麻薬中毒で廃人になってしまった妹の復讐のため麻薬組織に立ち向かう女の姿を描いた
当時まれなジャンルであった力強い女性主人公の描写に加え、大衆受けしない反薬物のメッセージを含んでいる
《物語》
看護婦のコフィーはジャンキーを装って地元売人の大物を色仕掛けでベッドに誘い、ショットガンで頭を吹っ飛ばした
彼女は11歳の妹がヘロイン乱用によって中毒となり、麻薬組織への復讐を誓っていたのだ、幼馴染みの黒人警官のカーターに麻薬犯罪の撲滅を訴えても効果は上がらない
ある日、カーターにも相棒から賄賂の話を聞かされるが断った、元締めはイタリア系マフィアの大物ヴィトローニという男
売春組織のボスでドラッグディーラーのキングジョージも彼の手下だ、その話をしている途中に2人組の男に押し入られカーターは再起不能の体にされ、コフィーもケガをする
下院議員候補の実業家であるコフィーの恋人のハワードは多忙でなかなか時間も合わないが、会えた時には十分に愛し合っていた
コフィーはジャマイカから来た高級娼婦ミスティークと名乗りキングジョージの組織に潜入、ジョージに抱かれ、気に入られたコフィーは他の娼婦から目の敵にされる
ヴィトローニを招いてのパーティでコフィーは他の娼婦とトラブルになり大乱闘、そこで娼婦全員を倒してしまったコフィーはヴィトローニに気に入られ、その夜にヴィトローニの自宅に招待される
変態的な性癖なヴィトローニだったがコフィーに銃を向けられる、危機一髪のヴィトローニだったがコフィーは部下に取り押さえられた
キングジョージの差し金だと思ったヴィトローニはキングジョージを残酷に処刑、それにコフィーの恋人のハワードは裏でヴィトローニと繋がっていた
捕えられたコフィーを殺せと命令するハワード、恋人に裏切られたコフィーはなんとか逃げ出して復讐を開始、そして持ち得る全ての手段を使ってマフィアと悪徳警官を葬り去る
《感想》
とにかくパム・グリアがカッコイイんです、これがブラック・カルチャーなんですね、妹を廃人に追い込んだ麻薬組織に復讐するのがストーリーなんですけど、その復讐のためには手段は選びません
麻薬組織に入り込むために色仕掛けはもちろん、なんなら娼婦にもなりますもん、その執念は凄いです、女が他の男に抱かれてまで復讐するなんてね
本当にパム・グリアが凄い、褐色の肌が凄く綺麗です、それにダイナマイトなボディーに男たちはメロメロですぐ心を許してしまいます
ドット柄のワンピースから片乳出してでかいアフロヘアはインパクト強烈です、これがオープニングのシーンなんです、これで男のハートを鷲掴みですね(笑)
それに悪い奴らはいかがわしい店を経営してるし、家にはエロい女をはべらかせてるわで羨ましい限りです、まったく分かりやすい悪い奴なんです(笑)
グラビアも当然カッコイイんです、24歳で173センチの身長に長い手足は素晴らしいです、惚れ惚れする綺麗な体ですよ
若い頃はミスコン荒らしで賞金を手にしていましたが女優を目指してハリウッドへ、でも一時、大阪に住んでいたという未確認情報もあります
このスーパーボディで男と渡り合い、キャットファイトも堂々とこなします、もうド迫力ですよ、このシーンでも片乳ほうり出して大暴れ、ラストは傷だらけになって復讐をします
この作品にインスパイアされた作品は多いでしょうね、それほど影響を与えた作品です、それに音楽も最高にファンキーです
アクション!バイオレンス!エロス!ブラック・ムービーの歴史的傑作! それが『コフィー』です。
パム・グリアが初主演で大出世となったブラックスプロイテーションフィルムの最高傑作です、AmazonでDVDの値段が上がってた
更に過激な裏237号室の『コフィー』のレビューはこちらです。