でね、ある女のヒト
が乗り込んできて、そのヒトが入ってきた瞬間、なんかこう
電車の中にはあるはずのないアットホームな雰囲気がふんわり流れたのね。なんだろう、サブウェイに属さないこの雰囲気は・・・
と思ったらさ、そのヒト、コーヒーかなんかが入ったマグカップ
持って入ってきたのよ
!!!道理でアットホーム
日本で緑茶が入った湯のみ持って通勤電車に乗ってるようなもんよ
どうやって自分の家からサブウェイの中までこぼさずに持ってきたのか知らないけど、まさしくうちで使ってまーす
みたいな普通のマグ。それもちょっと下から上に向かって広がってる形したマグカップだったのね
それに気が付いた周りの人達(RYOも含めて)、一瞬にして、おまえ、こぼすなよ???

って顔付きに変わったわ。ぶはっ

そんで、その上が広がったマグカップ、こんなに運転の荒いニューヨークのサブウェイの中で一体どうするつもりなのかしら・・・
と思いながら、RYOはチラ見してたのね。そしたらば案の定、そのヒト
ぐらっぐら
揺れながら、映画ゴールデンチャイルドのエディマーフィーみたいになってたわ
コップの水をこぼさないで危険なところを渡らないといけないシーンね。
これはヤバイ
とその女のヒトも思ったらしく、空いてた席に座る事にしたらしいの
そんでまた、今日はやたら寒かったからみんな厚着してたわけよ。空席に座るにはぐるぐる巻き
のマフラーを取らないと暑いし狭いし落ち着かないわけ
どこかにマグカップ置けないかなあ・・・ってそのヒトきょろきょろ
してたんだけど、もちろんフタがないマグカップ置くとこなんてないし、シートだって、この電車はおしりの形に曲がってるやつだったから、こんな感じじゃん?

尻つぼまりの底面積が小さいマグカップなんて置いた日にゃあ、次のステーションに着く前に倒れてくださいってマグカップに言ってるようなもの
仕方がないから、片手でマグカップを水平に保ったまま、
がったんがったん
揺れる電車の中で、そのヒトはマフラーをもう一方の手で取ろうと奮闘してたの。そして、気が付いたの・・・・
イヤフォンが邪魔でスカーフがなかなか取れない、ってことに

周りの目はさっきよりももっと、
お前、絶・対・にこぼすなよ???

って感じだったわ

ぐっちゃぐちゃで身動きが取れないような格好になっちゃったその女のヒト、絡まったイヤフォンを取ろうとまた片手で奮闘し始めたのね
でも視線は常に、エディマーフィーみたいにカップの中の液体よ
そんで、頭を振って、えいっ!ってイヤフォンを引っ張って取ることに成功したの。そしたら、ぴよ~~~んって宙を舞ったイヤフォン、ちゃぽん・・・
って見事にマグカップの中に沈没
あーあ
そんでまた、急いでイヤフォンをカップから引っ張り出してピピピッと振って、ふいて(拭いたんじゃなくて吹いたのよ、なんせ片手しか開いてないから)、マフラーを取って、やっと落ちついて座れてフーーーッ
て一息ついて、みんなもちょっと緊張が弱まったのね。でもやっぱり電車が揺れるし、置くとこがないってことに困ったそのヒト、はっ!
と思いついたように、コーヒーグビグビ~って飲み干してたわ
ギャハハハハ!
最初に気付けよ!!!
ってものすごく突っ込みたかったけど、シャイなRYOは、ほんとはこいつ、仮面をかぶったエディマーフィーなんじゃないか?って密かに思うだけにしたわ。(詳しくは映画ゴールデンチャイルドを見ることね
)さらに、ふっふって吹いたイヤフォン、一駅後にまた耳に入れてたけど、コーヒー臭くなるわよ!耳がっ!
一体なぜ蓋の付いてないマグを持ってきたのか・・・・謎だわ・・・
自分ちのキッチンからオフィスまでそのままいけると思ったのかしら・・?ニューヨークで、いろんなおかしなもん見てきたけど、これは初めてでちょっと新鮮だったー
RYOの人間ウォッチングでしたー


