こんばんは、発表会へのみちのりレポ係Zです。
本番まであと1カ月を切って、今日は、いよいよ劇場での場当たりが行われました。
みな普段着での参加で、フラメンコシューズも履かず、位置を確認するだけのはずでしたが、スポットライトを浴び、当日の晴れ舞台を思い描き、まだおぼつかない踊りにやや不安を抱きく者もいたり、さながら「ハレとケ」を行ったり来たり、イメージしながら、通して踊ってみていました。
普段着のまま、会場の空気感を確認するスタジオ生たち。
出来立てホヤホヤのバタ・デ・コーラを試していました。
エル・カポーテの発表会は
これまで新栄の芸術創造センターで行われることが多かったのですが、今回は千種文化小劇場(ちくさ座)に場所を移します。
ちくさ座は、座席数250ほどの小さな円形劇場で、舞台は八角形になっています。
すり鉢状の底に舞台があり、観客がそれを取り囲む。
今回はいちばん後ろの縁にはアーティストたちが並ぶため、舞台に立つ者からすると、四方八方ならぬ、七方、しかも上から見られるという、なかなかビクつく空間です。
その分、お客様からすれば、どの席からも
そこからしか見えない景色を楽しんでいただけます。
■三次元のタブローで
フラメンコのショウを観せるライブハウスのことを
「タブラオ(tablao)」と言います。
その語源は「タブラ(tabula)」=何も載っていない「板」のことでした。
転じて、テーブル(table)やタブレット(tablet)という言葉に派生していきました。
「タブロー(tableau)」=絵画も同様に派生語で、枠で仕切られたなかに、ある世界観が描き出されたものを意味します。
タブローには必然的に、内側と外側が生まれ、
そのあいだに相互作用が発生します。
きっと、内側にいる出演者たちと、外側で見守るお客様のあいだに、とっておきのコミュニケーションが生まれるはず。
それは、彼女たちのハレとケであり、フラメンコを通して表現したい、何かだと思います。
どうぞ、松下幸恵とエル・カポーテの面々が描き出す世界を、三次元のタブローともいうべき円形劇場で、存分にお楽しみください。
エルカポーテ・コンサートまで、あと26日。


