お迎え
気がついたら電車に乗ってた。彼女を迎えに、仕事場まで。
覚束ない足で一歩一歩歩いていたら、目の前に彼女がいた。全身の力が抜けて俺は、路上に倒れた。小さな声で「迎えに来たよ」と伝えた。
「救急車呼ん……」後ろの方で声がした。ああ、憎んでも憎みきれない嫌な奴。何か変な目で見るよなぁとは最初に会った時から感じていたけど、結局その勘違いぶりは最後の最後まで治らなかった。
殴られるとでも思ったのか、奴は詰め寄る俺を思いっきり張り倒した。んで茂の中にダイブ。俺、足に障害あるんですヤメテください。
とり あえず奴への興味が失せたところで、俺は彼女を抱きしめながら駐車場へと向かった。後ろから優しい人が声をかけてくれたので「ありがとうございます」とお礼を言った。
男が俺達の前を歩いてた。勘違いしたまま、振り返ることもなく。
俺は彼女を迎えに来た。怖いものなんて何もない。これで、ヨカッタ。
覚束ない足で一歩一歩歩いていたら、目の前に彼女がいた。全身の力が抜けて俺は、路上に倒れた。小さな声で「迎えに来たよ」と伝えた。
「救急車呼ん……」後ろの方で声がした。ああ、憎んでも憎みきれない嫌な奴。何か変な目で見るよなぁとは最初に会った時から感じていたけど、結局その勘違いぶりは最後の最後まで治らなかった。
殴られるとでも思ったのか、奴は詰め寄る俺を思いっきり張り倒した。んで茂の中にダイブ。俺、足に障害あるんですヤメテください。
とり あえず奴への興味が失せたところで、俺は彼女を抱きしめながら駐車場へと向かった。後ろから優しい人が声をかけてくれたので「ありがとうございます」とお礼を言った。
男が俺達の前を歩いてた。勘違いしたまま、振り返ることもなく。
俺は彼女を迎えに来た。怖いものなんて何もない。これで、ヨカッタ。