最新刊『夢と金』の届け方の仮説検証実験

おはようございます。
スタッフに「『配達』のシフトを入れてくれ」と伝えたキングコング西野こと配達業者です。

さて。
昨日、重版(3刷目)が決定して、最新刊『夢と金』は発売から一週間で【11万部】を突破しました。
これを受けて今日は「最新刊『夢と金』の届け方の仮説検証実験」というテーマでお話ししたいと思います。

「成果が出るかどうかはまだ分からないけど、こういう意図を持ってやってますよ」という“考え方”の共有です。

 

“影響力”を落とす場所
 

インフルエンサーは大きく2種類に分けられます。
「自分の影響力を自分に使う者」と「自分の影響力を資産創造に使う者」です。
#この話は昔しましたね

この二者は“お金の作り方”がまるで違っていて、
前者は「広告」「投げ銭」がメインで、後者は「広告」「投げ銭」の売上に加えて、「資産が産んでくれるお金」があります。

言うまでもなく、多くのインフルエンサー(YouTuberなど)は前者で、「自分」をメイン商品として、自分の影響力を自分に投下することで、メイン商品たる自分の価値をジワジワと上げていっています。

この打ち手の弱点は「いつかは確実に老いて、影響力が落ちる」ということです。
つまり、「商品価値が落ちることが確定している商品」に投資している。
くれぐれも「歳を重ねた人間に価値はない」という話ではありません。
ここでは「影響力を商品にしているインフルエンサー」の話をしています。

そんな中、カジサックや朝倉未来さんは後者で、自分の影響力を資産創造に使っています。
カジサックの場合は「子供」、朝倉未来さんの場合は「ブレイキングダウン」です。

ポイントは「資産創造の過程もコンテンツになっている」といったところで、「ブレイキングダウン」の場合だと、【対戦カードを決める小競り合い】が動画コンテンツとして成立していて(売上を作っていて)、【試合】はペイパービューでメイン商品になっている。

ちゃんと、二毛作になっているんですね。
カジサックもしかり。

YouTuber(動画配信者)として活動するならば、この二毛作の開発が絶対に必要で、ここに目を向けないYouTuberの多くは淘汰されていくでしょう。

 

『夢と金』が絡む二毛作
 

要するに「自分が生み出したエネルギーは、エネルギーが最大化できるところ(あるいは持続可能なところ)に落とした方が良いよね」という話なのですが、「『夢と金』をどうやって届けようかしら?」と考えた時に、まさに、この「二毛作論」に辿り着きました。

上手くいくかどうか分かりませんが、今僕がやっている『夢と金』のプロモーションは「圧倒的なドブ板営業」の他に、「毎朝配信している音声コンテンツ(オンライン勉強会)の『教科書』として届ける」ということをやっています。

「それでは今日も『夢と金』の深掘りをやっていきましょう。今日は122ページの『ハイスペックとオーバースペック』についてのお話しです…」といった感じで。

配信の前半は『夢と金』の内容をサラッと「おさらい」して、後半は教科書(夢と金)を片手に「実用例」を紹介。
「たとえば、こんなヤリ方があるよね」といった調子で。

【Voicy】
https://voicy.jp/channel/941/515804

こうして「音声コンテンツ」として成立させつつ、『夢と金』を“教科書”とすることで、「これ、教科書を持っておいた方が、音声コンテンツを楽しめるかも」と思っていただいて、『夢と金』の販売に繋げる。
#黒西野の二毛作

僕らは新商品を出す時に、ついつい「宣伝コスト」を増やしてしまいます。
発売日前後に一時的に増える宣伝コストは良しとしても、「宣伝し続けなきゃいけない」というのは負債でしかなくて、「すでに生まれているエネルギーを少し加工して、結果的に新商品の宣伝になっている」という状態を目指した方が賢いっぽいです。

ぶっちゃけ「『夢と金』を音声コンテンツ(オンライン勉強会)の教科書に使うことで、『夢と金』の販売に繋げる」というのが上手くいくかどうか分かりませんが(#実験なので)、「こういう意図を持ってやっています。皆さんも一度、二毛作を考えてみては?」というメッセージが伝われば今日のところはOKです。

『夢と金』の次の目標は【15万部】。
頑張ります🔥
Amazonのレビューを書いていただけると嬉しいです。

現場からは以上です。

 

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