Let it be... Attract dream! -7ページ目

エレニ

先週末はキリストの復活を祝う、日本でいうGWのような、イースター休暇と言うLong Weekendだった。


といっても、金曜と月曜が休みになっただけだけど。。。


今週火曜から仕事の予定だったけど、急遽休暇を延長して(それにはそれなりの理由がある)


級友が住む街を訪れた。


8ヵ月ぶりに会う友達は元気そうで、子供も出来てて幸せそうだった。


ロケーションという黒人の一般家庭が住む地区にある彼の家に泊めてもらい、


近場のシャビーン(バー)で一緒に酒を飲んで語らい、


次の日は、その街のスラム地区や隠れスポットを見せてもらったり・・


充実した1日を過ごす事が出来た。


彼はほんとに友達が多くて、一緒に歩いているとすぐに友達に捕まって、なかなか前に進まない。(笑)


そんな風に彼の友達の家でゆっくりしていると、その友達から、


おまえの街で象の肉が売られてるってラジオでいってたぞ。という貴重な情報をゲット。


象はかなり貴重な肉なのですぐに無くなるのは必至


ということで、同僚にキープしてもらうように電話でお願いする。


昨日の夕方に家に戻り、早速同僚に電話すると、肉をGetするアレンジをしてくれた。




Let it be... Attract dream!   これが象の肉だ!!!


冷蔵庫がない、、、ということで屋根の上に干していたヘレロさん


象の肉をおすそ分けしてもらった家

ダマラかと思ったら予想に反してヘレロさんでした。

ちょっと意外。。。


(同僚曰く、それは間違ったやり方だそう。。確かに肉がちょっと臭みを帯びてた。)


猿のように器用な僕が屋根の上にひゅるると上がり、良さそうな肉をチョイス。


で、同僚の家に戻り、料理人を呼び寄せる。


なんでも臭みがあるし、調理に慣れた人に頼んだ方がいいとのこと。


料理までアレンジしてもらって、、、いやはやホントにありがとう。


実は先月、同じようにスラムでラクダの肉をGetしたんだけど、


料理してたら、物凄い臭いし、衛生的に悪そうだったので、


結局食べずに隣の犬にあげたという哀しい思い出があったので、同じ轍を踏まずに済んでよかった・・


多分、自分で調理してたら、食べるの諦めてたと思う。。。


煮込みの段階で、結構な悪臭が立ち込めて、びっくりした。


調理が進むと全くなくなったけど、あの匂いは酷い、、、



Let it be... Attract dream!   象の肉を切ったとこ




Let it be... Attract dream!   今日の料理人



もう既に象の肉を結構食べたという彼、今日も結構食べていきました!


味は結構イケる!!!と思う!


象って聞くと堅そうな気がするけど、全然そんなことはない。


むしろ柔らかかった。


なんで僕の街に象の肉が出回ったかと言うと、


先週の月曜日に現地人が象に殺されるという事件があって、


その象が追跡され、殺処分された結果、象の肉が街に出回ったというわけ。


象の肉が時々出回るという話は聞いてたけど、まさか自分の任期中に食べられるとは思ってなかったので


また一生に一度の貴重な思い出が出来ました。


ほんとにありがとう。同僚にはいつも感謝しています。


そういえば、この今日の料理人、チーターの肉も食べたことあるって言ってた。


もう、なんでもありなんだな、、、


Resolution

今日、1つの覚悟を決めた。


前々から、恐らくは去年の12月から少し迷っていた決断だ。


もういい加減に時間がない。


ここら辺が最終ボーダーラインだろう。


仕方ない。


ダメなものはダメなまま


ムリなものはムリなもの


変わるものもあれば、そう簡単に変わらないものもある。


それが替えられるものならば、替えてしまうのも手だろう。


こういう面に関して割と用意周到な僕は、なんとなく準備はしていた。


さて、それでも「そうする」と決めてから、順調に事が進み過ぎるのは、


幸運なのか不運なのか、僕は知らない。


強くなったカマチョナ

これは、僕のご近所ストーリーである。


去年の11月~12月頃だったと思う、僕のお隣さんに小さな男の子がやってきた。


3才くらいかな?


確か、娘さんの息子さんだったと思う。


カマチョナというのはナミビアの多数民族おオワンボが使うオシワンボ語でsmall boy、小さな男の子って意味


僕の街の現地語ダマラではないけど、お隣さんの娘さんはオシワンボとダマラのハーフなのでこう命名した。


ちなみに自分で自分をsmall boyとニックネームを付けている現地人は意外に多い。


これはちょっと驚き


なかにはどこがsmallなんだ???と言いたくなるような人もいた。


自分で自分をsmall boyなんて呼ばせる時点で、もう既にそんなに小さくないわけで、


そこにはちょっとした潔ささえ感じられて気持ちいいものがあるかもしれない。


そんなお隣のカマチョナ、名前の通りカマチョナだった。


僕を見た途端、エイリアンかおがけでも見たような恐怖に怯えた目を剥きだし、


まるで世界の終わりのような泣き声で泣きだしたのだ。


恐らく肌の色のあまりの違いに驚いてしまったのだろう。


試しに抱かせてもらって、なでなでしてみたけど、全くの逆効果。


あいあいあいあ、、、


それからは僕を見る「ママぁ~」と大泣き、家の中に隠れてしまうのだ。


しばらくそんな日が続き、今年に入って少し慣れたのか、僕を見ても直ぐには泣かなくなったが


近づいたり、僕がしゃべるとやっぱり泣きだした。


それが昨日、やっと克服したようで、僕が近くによって話しても泣かなくなった。


ちょっと不安におびえた顔をしていたけど、大丈夫だった。


ここでケリをつけておかねばなるまい、と思った僕は、とどめにビスケットを2かけら、カマチョナに手渡した。


色が違うからって、そんなに恐がらなくてもいいんだぞ~って。


それをみて、ビスケットをもらえなかったガンガン(推定6才)が今度は大泣きを始めた。


ガンガンはとっても感情豊かな女の子なので、悪いけど放置。


大体の子供は大丈夫なんだけど、たっまーにこういうカマチョナのような子供もいる。


今まで2,3人いたかなぁ。。。。


肌の色が違うって、ここまでの恐怖になりえるんだなぁ、、ってひしひしと感じた。


犬もそうらしいからね。


肌の色の違いで警戒を強めるらしい。


犬って、確か色の識別できなかったと思うんだけど・・・


まぁ、白黒でも違いが分かるくらい違うんだろーね。


お隣さんだし、会う度に大泣きされてちゃ、鬱陶しくさえもあるので、一件落着してめでたしめでたし!