測量中!
隣町から測量の機械を持って先輩隊員が仕事の引き継ぎも兼ねてやってきました。
僕は任地でスラムの区画整理をすることになっています。
測量は前任者と隣町の測量隊員が終わらせてくれてるんだけど、いかんせんもう1年前近く前の部分もあるので
せっかく打ったピンの位置が結構な数・・っちゅうか、ほとんど全部LOSTしちゃってるんです。
それで探す基準となるピン探し、測量の引き継ぎを兼ねて隣町から来てくれたわけです。
やっぱ、機械は楽やわ。
2日で基準となるピンは見つけることができた。
後はそっから500区画以上の境界杭を探していくことになります。
驚いた事は、前回、隣町の先輩隊員と一緒に仕事をした同僚ジョージがちゃんと機械の使い方を覚えていたこと。
先輩隊員、めっちゃ喜んでいました。
日本でも道端で良く見かける、大体、オレンジ色をしたあの機械です。
実はアレ、据え付けるのが難しいんです。
特定の一点を中心にして、頭をクルクル回してもズレないように完全に水平になるように据え付けるんだけど
コツがいって、なかなかの技術がいるんです。
ここがズレちゃうと観測データがぜーんぶダメになっちゃうからね、、超重要。
僕がCADの使い方を教えてる時に(なかなかセンスいいです彼)機械の据え付けできるよ!と言っていたけど
まさか本当にちゃんと据え付けできるとはびっくり!
ごめん、、ジョージ!
多分、ジョージだけだけど、すごい嬉しい事です。
同僚のジョージ
今、協力隊的には昔ほど技術移転にこだわっていません。
そんな中で赴任先の同僚がちゃんと測量観測できる、これはなかなか凄い事ですよ!
先輩隊員の実力ですね~
いつも感心させられます。
料理もうめぇし!!!!
次は測量に欠かせない計算をなんとか教えられないか、と思案中です。
機械も来たし、活動の準備は整ったんだけど、
今日は車がなくて現場に行けない。。。
まぁ、できることをやるけど、なかなか順風満帆には進まないここアフリカ。。。
測量の次は、スラム住民との交渉・説明会って大きな壁があるし
なかなか大変そうだ。
それと僕の町にはボランティアは僕1人だけだと思っていたけど
イギリス、アメリカ、ケニア、ナイジェリアなどから8人はいることが分かった。
良く考えれば全然不思議はない。
隊員がいる街では1・2位を争う田舎町だから。
これまた嬉しい発見だ。
派遣元はお互い違うけど、同じ町同士、なんとかボランティアネットワークを作っていきたい。
仕事中に見つけました。
トレードフェア
8月27日~9月4日までナミビア最大のトレードフェアに参加してきました。
その前日は僕の任地に旅行に来てた日本人観光客の宿に押しかけ、意気投合して真夜中の3時くらいまでガッツリ話し込み
3kmはある家に歩いて帰るという、まさに自分の任地だからこそできる離れ業!
事務所的には絶対NGだな、、あはは。
そして今週は隣町の先輩隊員が出張で僕の町にやってきてました。
この半月は、かなーり濃ゆかったな!!!
それでは、トレードフェアについて書きたいと思います。
なんていうか、はっきり書くと学園祭みたいなもんかな。
そこで僕らナミビアの日本人ボランティアが出店し、日本料理・・といっても材料の関係上
お好み焼きとたこ焼きだけど。。。。や扇子などの物販、着物・浴衣の着付け等の日本紹介をやりました。
日本文化を楽しんでもらいながら広めるっていうのがコンセプトなんかな!!
日本ブースの看板
やってる僕らももちろん、現地の人たちもめっちゃ楽しんでくれてた!!!
着物・浴衣体験
会場付近じゃ、子供たちが「こんにちは~」なんて挨拶してきてくれるくらいだからね。
やっぱアフリカだね!
日本の祭りのノリとはまた違う!
DJブースにて。
なんちゃってDJだけど、何故かさまになってる。。。
恐るべし!
続いてペイント
リクエストに応えて好きな漢字や自分の名前の当て字をペイントするって企画
応援に駆けつけてくれた日本人ピースコ(アメリカボランティア)のケンゴさんの力作
すげぇっす、、
他にもアフリカらしい、こんなブースも。。。
紹介したいから写真撮らせて~って言ったら、コンドームくれました。
つ、、使い道がねぇ。。
他にもお好み焼やたこ焼き、扇子なんかの物品を販売したよ。
こんな感じで9日間めっちゃくちゃナミビア文化とトレードフェアを満喫できた。
でも、同じ日本人ボランティア同士でも次回の開催についての話になると意見が分かれる場面があった。
扇子等の物品販売や、出店・参加には出店料・宿泊料・交通費など、かなりの資金と労力がかかる。
今回のトレードフェアはナミビア最大という事で事務所から支援金が出ている。
しかし、支援金自体に上限があるため、トレードフェアに使ってほしくない、活動に影響が出るから参加したくない、
或いは隊員数も減少していて開催地区の隊員に負担がかかるから・・という意見があるのだ。
僕は赴任して間もないからよく知らなかったのだが、今回の開催も危ぶまれていたらしい。
結局はやりたいという想いが開催~成功に導いたようなのだが。
どんな事にしろ問題は必ずある。
結局は自分がどうしたいか、しごく単純なことだ。
その中から答えを選べばいい。
答えはいっぱいあるんだ。
もちろん、やらないのだってその1つ。
でも。。。
経費がなければ開催できないのか?
開催地に隊員がいなければ出店できないのか?
活動に影響が出るから全く参加できないのか?
ウソだ。
多くはないけど十分な生活費ももらってる。
かなり遠い僻地からも出店されてる。
そして時間は作るものだ。しかもここはアフリカ!全部はムリでもできることはあるはず。
今回、当初は数人しか参加者がいなかったらしいが、蓋を開けてみれば20人近くの隊員が参加したみたい。
なんやかんやで、きっとみんなボランティア精神を持ってるんだ、と思った。
国からかなり守られてるし、完全なボランティアとは決していえないと思うけど・・
そして僕ら新隊員は半ば興味本位で参加して、おいしいとこだけ味わっている。
まぁ、来年が頑張り所というところだろう。
どんな形になるにしろ、なんらかの形で続けていきたいと強く思っている。
普段は1人1人が遠く離れた任地で頑張っている、その形態がいいか悪いかは難しいところだけど、
みんなが集まって日本文化を広めるなんて機会は少ないし貴重だから、大切にしていきたい。
NICEお茶会
トレードフェア期間中に日本の副外務大臣一行が官民合同ミッションのためナミビアに見えていて
僕ら隊員のための激励会を催してくれた。
久しぶりにおいしいものが食べられるかなぁ~って思ったけど、
お昼ごはんではなくお茶会だったので、おいしいお菓子が食べられました。
ちなみにNICEというのがお店の名前です。
NICEなお茶会という意のタイトルではありません!
会場の様子。
オシャレで政府御一行もアフリカとは思えないとおっしゃってました。
内容は、まず1人1人が任地や活動内容について紹介した後、副大臣一行が活動内容やナミビアの状況について質問。
予算関係、政府上層部の人間関係(多様な民族性の問題)協力隊制度の問題点・可能性などなど
事務所スタッフが答えるか?と思うような難しい質問にもさらさらと答える先輩隊員。。。
すげぇっす、、
援助金制度を使って内地に養殖場を作るプロジェクトを成功させたり、
任地タウンに1000基のトイレを作り、さらに役場支所を作っていたり、
億単位のプロジェクトを任されている人がいたり。
そんな仕事する人にとっては答えられない質問ではないのかもしれないけど。。。
圧巻っした、、
そして自分で予算を取ってくるのは、やはり大変なんだな・・とも痛感した。
もっと自分の活動を拡げるために、自分のやりたいことをやるためには何が必要なのか早く知る必要がある。
まぁ、活動は人それぞれ、自分は自分の形を早く見つけたいところ。
政府一行の高橋政務官(テレビでよく見る人)がこの様子をブログで紹介されているのでcheck!
http://www.chiaki.gr.jp/blog.php?no=1613