守護霊通信

霊界パワーを受け取る7つの秘訣

 

これは、私自身の見えない世界での経験、
魂の糧となった「霊的な真実」をフィクションの形で書いたものです>

 

<連載 第26話>

 

第6チャクラ章

 

私たちは部屋の対角線上にある一番遠い場所に立った。

 

「じゃ、まず福太郎くん。呼吸を整えて。アユのために祈ってごらん。

自分のパワーをアユに送ろうとしてはダメよ。

大宇宙の光がアユに注がれますようにと祈るの。

福太郎君に必要なのはパワーじゃない。愛の思いだけ」

 

そう言われて、福太郎は目をつむり、合掌して祈り始めた。

何秒後だろうか。

天から美しい金銀の光が注がれ始めた。

福太郎の場合は青い光も混じっている。

薄暗くなり始めた部屋の中に、宇宙の光がキラキラと舞い降り、

頭頂から私の中に注がれていく。

 

私も合掌をしてその光を受け止める。

体の芯がジワッと熱くなってくる。

うっすらと汗が滲んでくるほどだ。

それに、とっても幸せな感覚。

この幸福感は何だろう。

大いなるものに守られ、包まれているような安心感が心の中を

満たしていく。

 

「至福」という言葉が浮かんできた。

 

今度は、私が福太郎のために祈る。

美しい大宇宙の光が注がれ、福太郎が発光し始めた。

オーラが輝いている。

福太郎の瞑った目から涙が一筋流れていく。

 

わかる。

あの至福の感覚が今、福太郎にも訪れているのだろう。

祈りは体も心も魂も癒していく。

地球の裏側にも一瞬にして届くという祈りを、私たちは部屋の隅と隅に

立って体感していた。

 

祈りのレッスンが終わって、私たちはテーブルの椅子に座った。

福太郎が少し興奮しているのが分かる。

 

「こういう光を古代の人々は、感じていたんじゃないのかな。

だから誰もが祈りの日々を送っていたんだ。

現代人は目に見えない世界を否定するから、宇宙のエネルギーを見ることも、

感じることもできなくなってしまったんだよ。きっと。

こんなにも多くの光を受け取ることができるんだね」

 

ユウリンが嬉しそうに「そうなのよ」と答え、

「だから意思を示すことが大切になってくるの。

一人一人に守護霊がついているのだから、こうしたいとか、

こうなりたいとかいう意思を示すことが大切なの」

 

そう言ってユウリンは、私の方を見る。

 

「でも誰かさんみたいに『今の仕事が嫌なの。でも企画部の仕事は

大変そうなの。だからといって超一流は無理なの』と

言われたって、どうなりたいのか、わからないでしょ?」

 

確かに。言われてみればその通りだ。

どうなりたいのかという「意思表示」はしていなかった。

嫌だとか、無理だとか、大変そうだとか言われても、肝心の

「何がしたいか」はわからないだろう。

 

「主役はあくまでも地上で生きている人間で、私たちはサポートしている

だけなの。

だから私たちに、『どうしていいかわからないけども、何とかしてくれ』と言われても、何もできないのよ」とユウリンが言う。

 

「意思表示か」と福太郎は呟く。

「どうなりたいのかを、示さないといけないんだね?

例えばアユなら、『ホリスティック医療に関わりながら、その価値観を広げるためのプランを考えたり、文章を書いたりする仕事がしたい』と示せばいいわけだ。」

私は顔を上げ

「そんな都合のいい仕事があるのかな」呟くとユウリンが即座に答える。

「アユが『そんな都合のいい仕事あるわけがないよね』と思ったら、その時点でその仕事は、アユの現実からは消えていくの」

「なるほど」頷きながら福太郎が要約する。

「つまり、『こうした仕事がしたいです』と天に意思表示しておくことが、

『未来の現実』を創りだす第一歩となる」

 

「そういうこと。意思表示をしておけば、霊界レベルで人と人との縁を繋ぐことはできるし、インスピレーションを送ることもできる。

脳レベルでもアンテナが立つから、必要な情報が目や耳に飛び込んでくるようになってくるのよ。

守護霊は一人に一人以上、ついているのだから、ちゃんと意思を示しておけば協力してくれるわ」

「守護霊に祈れば、何でも協力してくれるの」と

ユウリンに聞くと、「なんでも」ということはないよねという。

 

「私達は霊界の高次なる存在なのよ。まだ天使にはなっていないけれど、

予備軍として毎日頑張っているわけで・・・」

とユウリンが説明をしている最中に福太郎が割り込んできた。

 

「あの、守護霊や守護天使に願いを聞いてもらう秘訣とかあるんですか?」

「秘訣・・・、ヒケツか。あるわよ」とユウリンがニコッと笑う。

 

これはぜひ知りたい。

なんだろう。

「ひとつは神様に感謝して暮らすこと。二つ目は周りの人々に親切で優しくあること。三つめは人や自分を責めないで生きること」

「責めない?」私が聞くと、ユウリンは「許しが大切なの」と答える。

 

感謝と愛と許し・・・、これが秘訣?

不思議に思っていると、ユウリンが珍しく真面目な顔をして私の方を見た。

 

「願い方はテクニックじゃないの。

自分のことばかりを考えて、自分のエゴの為だけの願いでは、

高次なる存在と波長が違うので、チャンネルが合わないのよ。

地球の人間は『愛の存在』として創られているの。

だから、感謝を深め、人を責めない心の状態を保って、

純粋な愛の波動をキープするよう努力するの。

それではじめて、高次なる存在と波長を合わせることができるようになるのよ」

 

「あの~。ちょっと聞いていい?」

私はおずおずと尋ねる。

「もし自分の欲得ばかりを考えて祈ったらどうなるの?」

「そりゃ、そういう波長の低次元霊が応援に来るわよ。」

「低次元霊?」

「そう。霊界も天国ばかりじゃないからね。色々いるのよ。

迷ってる人もいるし、怒ってるのもいるし」

「ゲゲゲ、祈ったり、願ったりすると、そういう霊がやってくることも

あるわけ?」

 

 

(つづく)

 

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守護霊通信

霊界パワーを受け取る7つの秘訣

 

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<連載 第25話>

 

第5チャクラ章

 

つまりこの『正』と『反』を高次レベルで統合する仕事は何か?

 

この時、必要なのが、深い知恵、叡智なの。

工夫をして、アイデアを出して、ああでもない、こうでもないと考えてみる。

それを怠って「右もダメ左もダメ」と言って嘆いていたら、

知恵を出すことなく人生が終わってしまう。

まぁ、残念な人生になってしまうワケ。

『正』と『反』の二つを統合したところに『自分にしかない新しい道』が

開けてくるのよ」

そういってユウリンは私たち二人を交互に見る。

「それともうひとつ!新しい道を開くための、とっておきの方法を教えてあげましょうか」という。

 

もちろん知りたい。

福太郎と私はすごい勢いで頷く。

二人の真剣さが伝わってユウリンも嬉しそうだ。

 

「意思を示すこと」

「意思を示す」と私が言葉を繰り返す。

 

ユウリンは

「そう。どうしたいのか、意思を示すの」

「誰に?」福太郎が聞く。

「もちろん天上界に向かってよ。それが祈りになっていくの」

ユウリンはそう言うと、出窓の前で手を合わせ、額の前に合わせた。

ユウリンが陽光の前でシルエットになる。

すると、天空からユウリンの手の先に、金銀の光がキラキラと降り注ぎ始め、

やがてユウリンの全身が光に包まれていった。

私たちはその光の量に、ただただ驚いて目を見張っていた。

これが「祈り」なのか。

 

 

5チャクラレッスン

 

WS① 自分の使命について考えてみよう

 

WS② 自分らしい「第3の道」は何かを考えてみよう

 

 

 

Chakra5 表現のチャクラ

<精神のエレメント>

イメージワード

<成功><使命><表現力>

<責任><コミュニケーション>

位置 のど 八正道 正語

対応部位 気管支 肺 口 食道 消化管

暗示 自らの言葉と声で宇宙と響きあう。天命を想う。深い静けさ。

 

 

第6チャクラ章

 

 

子猫たちが目を開け、ユウリンに注ぐ光を見ている。

親猫も顔を上げ、光の差し込む天井の方に目を向ける。

この子達には何が見えているのだろう。

 

ユウリンは合掌をやめ、祈りを解く。

降り注ぐ光は止まったが、ユウリンは光に満ち、

羽衣はキラキラと輝いている。

ユウリンが少し動くと、羽衣から金銀の光の粒子が

フワフワと舞い上がる。

明らかにユウリンが、パワーアップしている。

 

「キレイ」と思わず声が出る。

ユウリンが私たち二人を見て

「大宇宙の光は受け取りたいと思えば、誰でも受け取ることができるのよ」

という。

「私でも?」と聞くと、

「もちろん。アユでも、福太郎君でも、誰でも。」

 

そうなのか。だったら受け取らないのは、もったいない。

 

「どうすれば受け取れるの?」

私がユウリンに聞くと、ユウリンは両手を胸の前に合わせて合掌した。

 

目を閉じてしばらくすると両手がゆっくり上に登り、第三の目がある

6チャクラのあたり、つまり額の辺りで止まった。

両手の間が少し開き三角のアンテナのようになっていく。

 

両手でピラミッドを作っているみたいに見える。

すると、数秒後に、再びあの美しい金銀の光の粒子が、ユウリンの頭頂に降り注ぎ始めた。

 

思わず福太郎と目と目を合わせる。

その光の輝きは、まさにこの世ならざる美しさだ。

ユウリンは目を開け、私たちにも一緒にやるように促す。

 

「いい?呼吸を整えて、ゆっくり息を吐いて。

心を平らかにしてから行うのよ。両手を胸の前で合掌して」

ユウリンの説明に従って私たちも祈りのポーズをとる。

 

「何て祈ればいいの?」

私が聞くとユウリンが

「まずはじめに大宇宙の光が、自分の内側に流れ込んでくるイメージをするの」

「イメージ?」

「そう。大宇宙の光を受け取る許可を、まず自分に与えるの。

『そんなの無理じゃないの?』とか『できっこない』と思っていると

イメージは湧いてこないから。

だから先にイメージをして、想念レベルで受け取る許可を自分に与え、

それから大宇宙の光を受け取るのよ」

 

なるほど。確かに「そんなこと、私にもできるのだろうか」と

ついさっきまで思っていた。

そんな自分自身への疑いが、自分のパワーを貶めている原因だったのか。

分からない点を細々と聞いている内に、外はすっかり暗くなっていた。

 

「最後に、人のために祈ってみようか」とユウリンが言う。

嬉しい。

人のために祈りたかった。

ホリスティック医学の学習会で「祈り」について学んだことがある。

 

アメリカの国立ヘルスケアリサーチ研究所の調査では、現在アメリカの医師の43%が医療の現場で「祈り」を実際に使っているという。

驚いたのでよく覚えている。

そのきっかけともなった実験は、1988年にさかのぼる。

心臓外科医のランドルフ・バード博士のグループが、アメリカのサンフランシスコ総合病院の集中治療室の入院患者を「祈ってもらうグループ」と

「祈ってもらわないグループ」に分けて約10ヶ月間実験した。

すると祈ってもらったグループの人たちは、人工透析器、呼吸器 、抗生物質の使用量が激減したと言う。

 

この研究結果が高く評価され、アメリカ全土に大きな影響を与えたのだ。

 

それを知ってから、私も人のために是非とも祈ってみたかったのだ。

ただ、自分にそんなパワーがあるのかが、信じられなかっただけだ。

 

「部屋の隅で、二人が離れて立ってごらん」

とユウリンに言われ、私たちは部屋の対角線上にある一番遠い場所に立った。

 

 

 

(つづく)

 

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守護霊通信

霊界パワーを受け取る7つの秘訣

 

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<連載 第24話>

 

第5チャクラ章

 

ユウリンはすました顔で私たちを見ている。

 

「初めまして」と乾いた声をだして、福太郎が冷静を保とうとしている。

目に見えない世界を研究し、文化人類学の博士号を持つ福太郎だが、

見えない世界の存在を目の当たりにするのは初めてだ。

私は早速、ユウリンに聞いてみる。

 

「ねぇ、ユウリン。どうして同じような認識とか考え方とか言葉とか・・・、」

質問を探って言葉を羅列していると、ユウリンが私の言葉を引き継いで

「思い込みとか、思考回路とか、共通認識とか、観念とか、文化とか、

概念とか」

と言葉を次々と並べていく。

 

私は「そう。そう。そういうのが似ている時にしか、同じものが見えたり

聞こえたりしないの?」と尋ねる。

 

するとユウリンが

「結局はね、波長が合っているかどうかなのよ」と、こともなげに言う。

「福太郎くんは今、私が見えるでしょ。それは今、アユと波長が合っているから、

その守護霊である私の姿も見えるの。

もちろん私が、ビジュアルモードにしていることもあるけど、

私とアユは魂の兄弟で、アユと福太郎君は仲良しで、ここにいる全員の波長が似ているのでお互いを見たり聞いたりすることができるの。」

 

私は、ハタと思い出した。

「そうだ。私がゴチャゴチャと悩んでいるときは、ユウリンの声は聞こえなかったもんね」

「そう。天上界の私の波長と、人の悪口を言っているアユの波長は、

チャンネルが違うからね」とユウリンが嫌味っぽく言う。

すると福太郎が、「そうか。チャンネルなのか」とつぶやく。

 

ユウリンはテレビを指して、福太郎を見る。

「テレビは単なる受信機でしょ。この中に人がいるわけじゃない。

テレビ局とか、アユの働いているテレビの制作会社にはテレビモニターは

7台~8台並べて置いてあるよね」

「うん。全国の地上波の全てのチャンネルが、いつも同時に流れているよ」と

私は答える。

 

福太郎は頷きながら、

「そうか。テレビモニターは合わせたチャンネルの画像や音声しかキャッチしない

けど、同じ時空間にそれ以外の情報も、実はたくさん流れているというわけだ。

僕たちの見ている現実というのは、僕達の波長というチャンネルにあっている

部分だけが見えているということだね」

 

ユウリンはクルリと回った。

金銀の粒子が舞い上がりオーラがパッと輝く。

 

「さすが福太郎くん。物分かりが早い。

そう。岩のように固定化された『現実』なんてものは実はなくて、

自分の心の波長、つまり自分の心のチャンネルにあった現実だけが、

映し出されているの」

 

う~ん。なんか、ややこしい。

私が割って入る。

「つまり自分がクヨクヨと悩んで、ネガティブな気持ちでいる時には、

『クヨクヨ・チャンネル』に合わせているから、『クヨクヨ・チャンネル』に

あった現実が見えてくる。

イライラして、『イライラ・チャンネル』に波長を合わせていると、

イライラと腹の立つ現実が次々とやってくるし、

ワクワクと幸せな気分でいると、波長が『ワクワク・チャンネル』に入るから、ワクワクと幸せな現実が目の前に展開していく・・・、ということ?」

「そういうこと」とユウリンが頷く。

 

福太郎も何度も頷きながら、

「自分の波長に合った現実が、自分の目に映し出されて、それを

『確固たる現実だ』と思ってみんな生きている。

でも『確固たる現実』なんてものは、本当はこの物質界には存在していない。すべては・・・・、」

「すべては?」と私が聞くと

福太郎は大きな声で、「夢、幻の、如くなり~」と織田信長みたいに答えた。

 

そして、またしても一人で頷いて

「なるほど。大乗仏教の空観論(脚注1)はこの波動のことを言っていたんだね」と

一人で納得している。

何のことだか、さっぱり分からない。

 

「天台智顗の一念三千論(脚注2)は波長の話だったんだ。

そうか、すべては波動エネルギーでできているという話だ」

 

どういう脈絡の話なのか、よくわからないが、まあいいか。

福太郎は相変わらず、一人で頷いているから、ほっておこう。

とにかく自分の波長に合った現実が見えていて、それ以外は目に見えないし、

耳に入らない。

違う波長になると、また別の現実が現れてくるわけだ。

これって、パラレル・ワールド(脚注3)と関係あるのかしら。

頭の中がこんがらがってきた。

どうして、こんな話をしているんだっけ。

そう。そう。美紀のお母さんが、生き霊になったという話からだ。

 

私は福太郎に話の続きをした。

美紀の健二君への不平不満が、積もり積もって美紀のお母さんを生き霊にさせ、

 その生き霊が健二君を病気にさせ、そのせいで会社も危うくなりかけたけど、

 美紀の気持ちが「責める」気持ちから「感謝」の気持ちに変化したとたん、

現実が急展開して、健二君もお母さんもお元気になったという話を

ちょっと、ドラマチックに盛り上げつつ喋った。

 

福太郎はその嘘のような本当の話を、猫たち同様、目を丸くして聞いていた。

 

話し終わると福太郎が

「心が変わると、目の前の現実が本当に変わっていく、というのを目の当たりにさせてもらったという訳だね」と感心していた。

 

そうか。これは私が「目の当たりにさせてもらった」という話なのか。

美紀の話でも、美紀のお母さんの話でもなく、私の話なんだ。

私としては美紀を救うために頑張ったつもりだったんだけど。

フム。フム。フム。

 

そんなことを考えているとユウリンが「そう。これはアユの学びでもあるのだから忘れないでね」と念を押した。

 

福太郎がユウリンに質問をする。

「さっき、アユの天職の話をしていたんですよ。ユウリンさんは、第三の道があると言ったんですよね」

「ユウリンでいいよ。『さん』はいらない。どうせ猫の名前から付けているんだから」と猫たちを見る。

 

猫たちは私たちにはおかまいなしに、ベッドの上や仕事用の椅子の上など

柔らかい場所を確保して、くつろいでいる。

 

「第三の道なんですが」と福太郎が言うとユウリンが、「みなまで言うな」という仕草で

「そう。福太郎君の言っていた正・反・合の弁証法で考えていけばいいの。

例えば『正』は『今の仕事は、収入があるけど、つまらない』とするでしょ。

『反』は、でも『好きなこと、ワクワクすることでは、収入は入らない』

まあ、そういうことって、多いよね。

そうしたら『合』を見つけるの。

つまりこの『正』と『反』を高次レベルで統合する仕事は何か?

 

 

(つづく)

 

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守護霊通信

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<連載 第23話>

 

第5チャクラ章

 

よくわからない。どういうことだろう。

 

「アユさ、狐に騙される話って聞いたことある?」

「うん。ある」

 

私はひいおじいちゃんの顔を思い出しながら、子供の頃に聴いた話をした。

 

「うちのひいおじいちゃんが昔、狐に騙された人を見たことがあると言っていた。

男の人が田んぼのあぜ道で着物を脱いで、それを頭の上に乗せてたんだって。

川を渡るみたいに、ふんどし一枚になって『深い。深い』『深い。深い』と言って、右へ行ったり、左へ行ったり。

うちのおじいちゃんが窓から見たら、その人の手前で、狐が尻尾を右へ振ったり、左へ振ったりしていたんだって。」

「ひいおじいさんの目の前にキツネがいて、その向こうに実際に騙されている男の人がいたんだね。

明治時代や大正、昭和の初め頃までは西日本ではそうした狐に騙される話がたくさんあったんだよ。

ただ東日本では、狐に騙される人がいなかったんだ」

「えっ?何で?」

「東日本にはその代わり座敷わらしがいたんだ。

東日本には座敷わらしを見たという話がたくさん残っているだろう?

逆に西日本で座敷わらしを見た人はいない」

「ということはさ、西日本には狐がいて、東日本には座敷わらしがいたってこと?」

「というか、西日本には狐は人を騙すという概念や観念があって、

東日本には座敷わらしがいるという文化とか観念があったということだと思う」

 

「文化が違うと見えている世界が違うってこと?」

「うん。一人一人の世界で言えば、その人の持っている観念や概念、

考え方などを通してのみ外の世界は展開していくということだよ」

 

昨日のユウリンの話と似てきたと、私は内心思っていた。

福太郎は私の額を指で軽くタッチしながら

 

「その人の持つ観念の中で、人はものを見たり聞いたりしているんだ」

「観念の中で?」

「例えば日本人には虫の音は聞こえるけど、外人には聞こえないという話、

聞いたことある?」

「ある!虫の音を聞くという文化が、外国にはほとんどないんだよね」

「そう。だから虫の音としては認識されず、ただの雑音としか聞こえないんだ」

「雑誌で読んだことがある。うるさいぐらいの蝉しぐれも、オーストラリアの人には聞こえなくて驚いたという話」

「これは、耳だけじゃない。目で見ている世界も同じなんだ」

「見えている世界も・・・。

そういえばさ、大学1年生の時、授業でこんな話を聞いたことがある」

 

そう言いつつ私は、大学一年の時に心理学の授業で聞いてびっくりした話を

思い出した。

 

「太平洋戦争の時、日本軍は南の島まで戦線を拡張して行ったのだけれど、

燃料も食べ物もなくなって、日本に帰れなくなってしまったんだって。

で、ある日、日本の大きな船が彼らを迎えに島の近くへやってきたのね。

日本軍の兵隊さんたちは、これで帰れると言って大喜びしていたんだけど、

一緒にいた南の島の人たちは、何のことだかさっぱり分からなかったんだって。 なぜなら・・・・」

 

と言った矢先に福太郎が身を乗り出して、

 

「現地の人には、その大きな船が見えなかったから」と言った。

その通りだった。彼らには日本の巨大な船が見えなかったのだ。

 

「この話、知ってたいの?」

と福太郎に聞くと

「確か、バスコ・ダ・ガマの航海の時だったかな。よく覚えていないけど、

同じようなことが起きたという話を、読んだことがある。」

 

と言って一人で何度も頷いていた。

福太郎は熱く語り始めた。

 

「つまりね、現地の人たちには、そんな巨大な船が世の中に存在するのだという

『認識』や『概念』『観念』がなかったんだ。

そうすると海の上に巨大な船が存在していて、たとえそれを網膜で捕らえていた

としても、その人の脳が『焦』を結ばないんだよ。

つまり目に映っていても、見えないんだ」

 

う~ん。不思議な話。

 

「ということは・・・、視界に入っているのに見えていない。

なぜなら世の中に、そんな巨大な船があるとは思っていないから。

・・・そういうこと?」と聞くと

福太郎は嬉しそうに「そういうこと」と答える。

 

面白い。先に「認識」や「概念」がないと、見ても見えない。

聞いても聞こえないというわけだ。

 

福太郎が、「『はじめに言葉ありき』って聖書に書いてあるでしょ。

その通りなんだよ」と得意げに言う。

 

そういうことか。「現実」は私たちの「言葉」の範囲内で現れてくる現象なのか。

 

だから同じ文化、同じ言語を持つ人たちが、同じような現実を体験するというわけだ。

西日本の人はキツネにだまされ、東日本の人は座敷わらしを見る。

日本人には大型船が見え、南の島の人たちにはその向こうに広がる太平洋しか

見えない。

でもなぜそんなことが起きるのだろう。

 

「ねぇ、福太郎。どうして同じ共通認識のある人達が、同じような現実を見て、

違う文化圏の人は、その現実を見ることも、聞くこともないんだろう」

 

そう言うと、福太郎は「どうしてか。どうしてと言われると・・・。

うーん。どうしてなのかな」

 

そう言いつつ、私たちは同時にお茶に手を伸ばした。

あまりにも同時だったので、二人で目を見合わせてちょっと笑った。

 

その時だった。

窓辺にユウリンが突然、現れた。

猫たちが3匹揃って顔を上げ、ユウリンを見ている。

 

福太郎は、と見ると、呆気にとられた顔でユウリンを見上げている。

 

「福太郎にも見えているんだよね?」

「うん。見えている」

「あの、紹介するね。ユウリン、私の守護霊」

「こんな風に姿を見せることもあるの?」

「最近はちょくちょく」

 

ユウリンはすました顔で私たちを見ている。

今日は和装と言うか、先日と同じ天女の羽衣スタイルだ。

動くたびに金銀の粒子やオーラが周りに舞い上がる。

今日のユウリンはなんだか神々しい。

 

 

(つづく)

 

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<連載 第22話>

 

第5チャクラ章

 

食後のお茶を飲んでいると、福太郎が「それで仕事の相談って何」と

切り出してくれた。

 

私はユウリンとの会話をかいつまんで説明した。

ライターやプランナーの仕事には興味があるのだけれど、

1日に2回も締め切りに追われるような仕事は、とても耐えられない

ということ。

かといって、東京の有名コピーライターのようになれるとも思えない。

そんなことをユウリンに言ったら「だったら第三の道があるよ」と

言われたという話をした。

福太郎は守護霊ユウリンの話を、ちゃんと敬意を払って聞いてくれる。

 

「第三の道か・・・。つまり正反合の合を探せということだね」といった。

「正反合って何だっけ?ヘーゲルの弁証法?」

パブロフの犬のように、そんな単語が口をつく。

「そう。対立した二つを高次なるレベルで統一していく考え方だよ。

三角形の底辺の左が『正』、右を『反』としたら頂点が『合』。

『合』で次元が変わる」

「次元が変わるの?」

「うん。高次なる次元へ変換するんだ。この時必要なのは、

深い智慧だと僕は思っている」

「あっ、ユウリンも第三の道は智慧の道だと言っていたよ」

「やっぱりな」

 

福太郎は嬉しそうに、何度も何度も頷いていた。

どういう意味なのかは、ちょっと分からないけれど、まあいっか。

 

「私の天命・・・。と言うか天職って何なのかなあと、最近よく思うの」

「天命か・・・。ユウリンに聞いてみたら?」

「それがダメなのよ。絶対に教えてくれないの。

『人生は自分の天命を見つける旅です』とか言っちゃってさ」

「そうなんだ。まぁさ、天命とか天職とか言うと身構えちゃうけど、

あまり気負わず、少しずつステップアップしていけば、

それでいいんじゃないかな、と僕は思うけど」

「少しずつ?」

「うん。少しずつ成長していけば、出会う人だって、

少しずつ変化していくだろう。

そうすると目指す頂きのレベルも自然に変化していくと思うんだ。

最初からエベレストの登頂を目指す人なんていないじゃない。

近くの小高い山を登るからこそ、次の山を目指そうかと言う

勇気も自信も自然に湧いてくるんだからさ」

「そうか。天職は、自然に見えてくるもんなのかな」

「僕はそう思うな。アユがさ、今、お金を払ってでもやりたいこととか、

学びたいことはナニ?」

「お金を払ってでも・・・、と言うと今はホリスティック・ライフの学習会に通っているくらいかな。ヨーガも毎日やっているけど。

ホリスティックの価値観はすごくしっくりくるの。

『すべては繋がっている』と言うか、人間はみんな『大いなる者の一部だ』という考え方。

ホリスティックは「統合」とか「トータルな」という意味なんだけれど、

例えばね、人間は食べること、話すこと、動くこと、排泄すること、

祈ることなどを通じて、生きとし生けるもの、というか森羅万象と繋がっていると考えるのね。

ヨーガをずっとやってきたから、その辺の価値観とも通じているのかな」

「なるほどね。だったらホリスティックとかヨーガの価値観と

今の仕事のスキルや人脈が統合されてアユの天職が見えてくるかも

しれないな」

「えっ、そうなの?」

「うん。二つの要素が統合された所に、その人らしさが生まれてくることが

よくあるからね。正反合と言うか」

 

なんだろう、この自信たっぷりの物言いは。

福太郎は宗教人類学に加えて、最近は古代の『神秘思想』を研究しているらしい。

「古代の智慧」とか「古代の叡智」とよく言っているから、

その辺の影響かもしれない。

「真理」を知っているような、自信たっぷりな口ぶりだ。

子猫が近づいてきて私の膝の上に乗る。

黒と白のタキシード猫だ。アライグマのような顔をして、

ゴロゴロゴロゴロと喉を鳴らしている。

膝の上で目を瞑る。かわいい。

 

すると、もう一匹の子猫も負けじと私の膝の上に乗ってきた。

キジトラの子猫は、ものすごい美人顔でモデルになれそうだ。

この子も私の膝の上でくつろぎ毛づくろいを始める。

自分には見向きもしない猫たちを見て「アユはネコ星人なんだね」と

福太郎が声を上げる。

 

ネコ星人って何だろう。

古代の叡智を研究すると宇宙人でも出てくるのだろうか。

 

猫がいるだけで、時間がゆったりと流れる。

ロシアンブルー風の親猫は福太郎の羽毛布団の上で丸まっている。

猫は心地よい場所を見付け、そこに百年前からいたような雰囲気で

くつろぐ天才だ。

静かな寝息を立てて、親猫も眠っている。

猫のくれた祝祭の時空が、福太郎の部屋を静かに彩る。

 

 

私は昨日の不思議な体験を話したくてウズウズしていた。

猫を撫でながら、私は昨日の話をするタイミングを計っていた。

「ねえ、生き霊とか福太郎は信じられる?」

「もちろんだよ。宗教人類学の世界は見えない存在だらけだからね。

それを無視したら表面的な学問になってしまって、本質に出会うことは

できなくなるよ」

「でも論文には書かないんでしょ」

「書かないけどね」と福太郎はクスリと笑う。

「書かないけど、見えない世界は信じている?」

「何て言えばいいのかな。

アフリカのある民族はね、親指の先から毒を出せると信じている。

だから、殺したい相手がいたら、そいつの飲んでいるコップにそっと

毒を入れるんだ」

「親指の先から?」

「そう親指の先から」

「毒薬を使うわけじゃないんだよね?」

「薬なんかいらないんだ。何しろ指先から毒が出るんだから」

「う~ん。それで本当に死ぬの?」

「死ぬ。やられたと分かったら、相手は本当に死ぬ。あるいは重症になる」

「じゃあ、そこで福太郎が殺されたりする可能性はあるの?」

「人類学者がフィールドワークで研究に入っていて、親指から出る毒で殺されるということはないんだ」

「どうして?」

 

すると福太郎はニッと笑って

「親指の先から、そんな猛毒が出るなんて、僕には信じられないもん」

と言って、おどけてひっくり返った。

 

どういうことだ?疑問符だらけだ。

福太郎は起き上がり

「いや確かにね。人間は自然界において毒蛇に次ぐ猛毒を持っていると

言われている。アドレナリンとかね。

ある医学博士の実験では、人間のアドレナリンを袋にいれ、

その中にハエとか小さな虫を入れると、死んでしまうという報告もある」

「虫が死んじゃうの!?」

「うん。まあ僕としては虫が死ぬのはわかるけど、人間が死ぬとはどうしても考えられないよ。だから僕は死なないの」

 

よくわからない。どういうことだろう。 

 

 

(つづく)

 

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