一か月が過ぎた。。。
あの時の、つぐみの顔を俺は忘れない・・・
正しく言うなら、忘れたいが忘れられらい・・
つぐみは出て行くときに、こう言った。
『こうなる位なら私が病気になればよかった!』
そう言いながら、涙を零し鋭い視線を俺に向けていた。
ママが、そんなつぐみを半ば強引に連れていった。
それからの俺はベットの中での生活。
再発すれば天使のように俺のそばに舞い降りてきて
くれた。
何があって、いつも微笑んでいてくれた。
そして、最後の言葉。
どこまでも俺に優しかった。
そんな思いが頭をいっぱいにして、苦しめられる。
恐怖とは違った、何かが・・・
俺は深く、深く、深海へと潜って・・・
また、悪魔と対面することになる。
悪魔、俺だけでいいだろ・・・
なぁ・・・
つぐみはお前の好きにはさせる訳にはいかないんだよ。
それが、せめてもの俺の出来る事だ。
つぐみ・・・