『つぐみ。。。今からママが迎えに来るから』




俺は、その一言しか言えなかった。




『なんでよ。なんで、なんで?』



その言葉だけいい、何分かの沈黙が続いた。



俺は・・・・



『これじゃ、つぐみも病気になるよ。だから・・・』



『そんなことないよ。全然、元気だよ。大丈夫、大丈夫!』



つぐみは、平然を装っているが俺には分かる。


限界にきていることを・・・




『ああっ。元気だな・・・』



『そうだよ。大丈夫だよ。気にし過ぎだよ。』



と、つぐみは言った。




しかし俺は、決めていた言葉を言った。



『一人で居たいんだよ。』



気持ちとは裏腹にこれしか、つぐみを納得
させる方法は無い。



傷付ける事になるのは解っている。



だけど、病気になり苦しむよりはるかにいい。



『何言ってんの?HIROTO?おかしいよ?』



『一人で居たいんだよ。。。』



『ウソだよ。イヤだよ。絶対、イヤだから。。。』



そういうと、つぐみは泣き出した。



これの状態を何ともできない俺。


そして、それを考える力、思考が無くなっていく俺。




どうしよう・・・・



その内、どうしようという気持ちさせ無くなっていた。