亮太から電話はない。。。
こっちから掛けるとなんだか可哀想だと思った。
逆の立場ならそうだからだ。
いや、そういう病気だからだ。
俺は町に病院を探し、そこで薬を処方して貰う
ことにした。薬は変えない。
薬の処方は医院長にしかさせない。
たまに病院に電話をして、医院長と話す時もあった。
ホントに、フランクな人だ。
でも、なぜこの町には社交場がないのか不思議だった。
パチンコ、飲み屋、風俗、そんなものが見当たらない。
飲み屋程度なら何回かみたが、それでも人は入っていない
ようだった。
不思議な街だ。
俺の人生の通過点にには今までない雰囲気の町。
そんな事を考えていた。
しかし、答えは直ぐに出た。
反対に俺が生まれた街は、それらの、ど真ん中なんだと・・・