俺は何がしたいのかも分からず母親に


『コーヒーでも飲みませんか?』と声を
掛けた。


つぐみは、『何言ってるの?迷惑でしょう。すいません。』
と、言うと


母親が、『どうかしましたか?』と言ってきた。


『いや、あまり人と話していなかったので、つい。すいません。』
と答えると、


『そこにファミレスがありますから、この子にご飯もたべさせないと』

といい、承諾してくれた。





4人は、ファミレスに入り向かい合わせで座った。
男の子は下を向いたままだ。



『すみません。ちょっと俺、厄介な病気なんで・・』
そういうと、


『大変ですね。大丈夫ですか?』と聞いてきた。


『はい。つぐみがいてくれますから・・』と言った。


つぐみは、『ビックリされましたよね。こんな人いないですもんね。』

といい、母親と笑顔を交わしている。



『ホントすいません。俺、神経の病気なんです。鬱病って・・・』


とういうと、母親が、



『えっ!』と驚いている。


それはそうだ。気味悪がられても仕方ない。と、
思った時に母親が口を開いた。



『実はこの子、いろいろありまして学校に行ってないんです。』

と、涙を零し始めた。



母親はしばらくして、理由を話してきた。



この子は、小学4年生で去年まで明るく活発なこだったそうだ。

しかし、ある時、学校の教師のふとした言葉で話をしなくなり
学校でもいじめにあって、今は登校拒否という状態らしい。



二人は母子家庭で、相談者も母親にはいなく今日は病院の
帰りということだった。


俺は失礼とは思ったが医師の見解を聞いてみた。




心の病・・・


そう、鬱病・・・



俺の気になっていた感覚はこれか。。。

落胆した。。。



こんな小さい子が・・・



なんで・・・・・


俺は間違いなく悪化している自分に鞭を
いれるが如く、男の子に話しかけた。



『ねぇー?』