太陽の日差しの下を、俺は、つぐみと歩いている。
足取りは重い。。。
でも、爽快感はある。
そんな事を考えて得いると、
『バスに乗ろうよ!』と、つぐみが言ってきた。
俺は正直、今までバスというものに乗ったことが
なかった。
別にカッコをつけているわけでは無いが機会が
無かったといった方が正しい。
自分でも、つぐみがバスに乗ると言うまで気が
つかなかった。
世間知らずと言われればそうだが、学生の時も
バスはひつようなかったし、社会人になってか
らはクルマを所有していたり、乗るクルマが
あったというのがホントの所だ。
そんな感じで、俺はバスに乗り込んだ。
づぐみが、『ここ空いてるから座ろう。』と
いい、言われるがままに席に座った。
宛てのない旅のようだが、そんな事はどうでも
よかった。
俺は、いつもなら外を見る癖があるので辺りを
見回すことなどないのだが、初めてのバスとい
うこともあり、バスの中を見渡していた。
すると、前の2掛けの席に男の子と、母親らしき
人が座っていた。
だが、男の子はしきりに後ろの俺の方を振り返り
ながら見れている。
『だめよ。やめなさい』と、母親らしき女の人が
いっている。
しかし、俺はその男の子の行動に何かは解らない
違和感を感じていた。
この違和感はなんなんだろう?
そう思いながらも、バスは走り続けている。。。