俺に声を掛けた母は、ベットの横に座った。


『また、頑張る時が来ちゃったね』


どことなく、声が震えている。


俺は言葉を返す事すらできない。


『なってしまったんだから、後は治るようになるだけよ』


部屋は沈黙・・・・


『貴方は何回も乗り越えてきたんだから・・・大丈夫!』


俺の意思と反対な言葉が出てくる。


『子供の頃にね。貴方が風邪を引いてしまった時があったの。』

『その時は、ホントに心配して眠れなかったわ』


俺は何が言いたいか、分からなかった。。。


『今はね!それ以上に心配していないのよ。だって、時間が解決してくれるから・・』


そうなのかもしれないが・・・


『待ってるからね。今度は温泉に連れて行ってよ。それが親孝行よ』


そういうと、母は部屋から出て行った。


そう、母の一生懸命の励ましの言葉。。。。


それが、今の俺にとって励みになるかは分からないが・・・


ありがとう。。。


おふくろ。。。。