俺は、航空会社に行ってくれないかと頼んだ。
旅行会社でも構わないと・・・・
帰りのチケットを取らないといけないからだ。
俺は、今までもルートで来るつもりだったので、マレーシアには、片道で入っている。
オープンチケットも考えたが、予定のルートが決まっていない為、そうしたのだ。
レイは、『明日でいいよ。今日は休憩だ。』といい、リビングのソファで寝ている。
薬がないから、3日後には帰らないといけないというと、『明日、行こう』という。
俺は頭に来るというより、イライラしていた。
それくらい薬が無くなるのが怖かったからだ。
麻薬中毒と変わらないくらい・・・
薬が無くなる事が怖い・・・
しかし、一人では行けないし、また、レイも行かせないだろうし・・・
俺は、不安を抱えるよりも寝た方がいいと思い寝る事にした。
しかし、今後の自分にこれ以上の長い旅はないにしても、薬だけは・・・
そう思った。
体に出てくる反応はないが、恐怖心に近いものが徐々に追いかけてくる。
俺は、自国に帰りたい、一時間でも早くと思うようになっていた。
つづく
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