俺は、そんなに多くの国に行った事はないが、ここまで格差があっていいのか?


そしてこんなことをしても問題はないのか?と思った。




ドアを開け、表に出ると、パトカーが二台、その後ろにクルマが一台止まっている。


これだといい、俺は後ろの車に乗り込んだ。


運転手が、頭を下げ、挨拶をしてくるので俺も頭を下げた。


そして、クラクションを鳴らすと、前のパトカーがサイレンを鳴らし走り始めた。



俺は何が起きているのか理解でいない。。。。


レイに聞くと、パパが手配したと言っている。


手配って・・・


この国の交通はまさに最悪だ。。。。


3車線道路に4列のクルマが、走ったり、信号無視は当たり前。



そこへ、パトカーがサイレンを鳴らし、突っ込んでいく。。。


クルマは、道を開け、パトカーを先頭に俺達を通す・・・・


さっきまで、危うく犯罪者扱いされていた奴が、今はVIPになっている。


レイは嬉しそうに、タバコを吸い、ラップの音楽に酔いしれている。



とんでもない奴なんだよ・・・・こいつのオヤジは・・・・



そう、思いながら俺は、参ったなぁ~と思った。




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