俺は、シンガポールへ飛び、そこからマニラ空港へ降り立った・・・



ここにも、俺の友達がいる。しかも、大勢の友達が・・・・


俺は二回目の空港だ・・・


この国はカトリック教徒が大半を占めている。


以前来た時は、リゾートで来たため、ローカルに乗り換える為でマニラに入ったことはない。


しかし、俺の生まれた街は、男女問わず、フィリピンの人間が多い。。。


俺は今回、友達のアドレスと電話番号しか知らない。


迎えには誰も来ていない。


普通に考えればかなり危険かもしれない。


しかし、俺は、タガログ語が話せる。日常会話くらいは・・・


それに加え、俺の友達のお父さんが軍の大佐、いわゆるカーネルという役職についている。


まぁ、どうにかなるだろと思っていた。


しかし、問題が発生した。


入国手続きの際、俺の入国ルートに問題があった。というより、当時、フィリピンに若い日本人が一人

ではいる事が少ないという事もあった。


なんで、マレーシアからシンガポールに行き、フィリピンに入るルートなのかということを聞いてく

る。俺の、今までの経緯を話しても、全く受け付けない。そこで、セキュリティーが来て別室に入れら

れ、荷物検査から身体検査をされた。そこでも、問題点があるという。ツーリストの割には荷物が少な

いと言い始めた。そう言われればそうだが・・・・・



そして、英語ではなく現地の言葉を話していることも疑わし者として扱われた。


正直、参った。



俺は、友達のアドレスと電話番号が書いた紙を見せ、電話をしてくれとアピールした。が、相手にされ

ない。



これは、マズイ事になった・・・・


俺はどうするべきか考えていた・・・



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