ここに来て2ヶ月が経ち、そろそろだなぁーと思っていた。
俺は、明後日、帰ると二人に告げた・・・
二人は止めたが行かなきゃいけないとこがあるといい、彼らも承諾した。
最後の日の晩、オオはクルマで海沿いのレストランに連れて行ってくれた。
ここなら、大丈夫と胸を張って言いきっている。
入り口にはいろいろな魚やエビ、まるで水族館のようだった。
オオは俺を連れ、その前で、どれがいいかと聞く・・・
そんなこと言われても見たことない魚なので、オオの任せる事にした。
やはり、最初はビール。
また来いよ。
約束だぞ。
などと、こっちで出来た友達もオオの通訳を通して言ってくれた。
いよいよ、料理が出てきた。
魚料理、エビ料理、など様々な料理がテーブルに並んだ。
やはり、最初に手を付けるのはパンだ。
そこで、俺はビックリした。
エビの皮を、ペェっとテーブルにはきだした。
友達も、オオも、みんなで・・・・
俺は『汚いだろ』というと、オオがこれが普通だよというので、他の客を見てみるとホントだった。
俺は、これ幸いと思い、前に座っているパンの顔を目がけて魚の骨を飛ばした。
俺はゲラゲラ笑っているが、やはり、アイツの方が上手だ。
この食べ方に慣れている。バシバシと顔に、エビの皮や魚の骨を当ててくる。
俺は、やめろといい、みんな、又、大笑いだ。
そんな一時は早いものだ。
そして、帰ってから夜通し酒を飲み続けた。
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