朝早く、寝ていた俺をパンが起こす。
何事かと思うと、『ごはん』という。
コイツは、日本で寝泊まりした中なので、俺が朝食を食べないのを知っている。
俺は、手を振り、いいよという。
パンは俺と同じ年。オオは二つ上だ。
パンはイタズラが大好きで、俺とよく喧嘩をしていた。冗談での喧嘩だが・・・
パンとその友達が、俺の手と足を持ち、クルマのトランクに投げ込んだ。
バタンとトランクを閉め、クルマが走り出す。俺は絶叫だ。。。。
『開けろーーー！開けろーーーー！！！！』
トランクの中でガンガン、クルマを蹴ってもいっこうに止まらない。。。
俺は、閉所恐怖症でＭＲＩにも入れない・・・・
５分位で車は止まった。。。
トランクが開くと、みんな大笑いをしている。
冗談じゃない。。。日本なら殺してると心底思った。
そして着いたのは、何屋さんって感じの店だ。
後をついていくと、中はほぼ満席状態。。。
なんだこれ？と、思っていると、席に座すわれと言われた。
俺は、パンのイタズラで精根果てている。
すると、カートのようなものを押しながら何かを呼びかけてる女性がいる。
すぐさま、オオは、その女性を呼ぶと皿が１００皿位ある。
おれは、同じく手を振りいらないという・・・
パンが箸で小龍包を口に入れてきた。
『うまい』と、思わず叫んだ。
一皿に二個。
偏食な俺は、小龍包だけを１１皿食べた。朝食を後にも先にも先にもこれ程、食べた事はない。
みんなビックリして俺を見ている。とくにパンは、俺が朝食を食べない事を知っているのでなおさら
だ。
異国に来ると得てして、奇妙な事が起きる事もある・・・
俺の胃袋がまさにそうだ・・・・・
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