何日か、そんな事を続けていた・・・
俺は現地の人のように上半身裸で過ごし、昼からビールを飲んでいる。
今日は、連れて行きたいとこがあるといい、クルマに乗り込んだ。
俺は内心、また、長旅かよ。小包じゃねぇんだから・・・と思っていた。
案の定、1時間はクルマの中だ。
すると、町並みが変わってきた。
クルマが止まる。
パンが、手招きをしている。
『ここ、俺買った』と言った。
すげぇーーー!
床は大理石。内装も凄い高そう。。。。
『ホントか?』と聞くと、『土地買った。家作った。』と言う。
お前、家まで作れるのーーーー!と、これまたビックリだが、何より驚いたのが、これがコイツの夢
で、その為に日本に来て、金を貯めたんだと思うと俺は自分が情けなかった。
そんな事を考えていると、『鈴木、鈴木』という声が聞こえた。
俺は鈴木じゃないよ・・・と思っていると、パンとロンが俺の肩を抱き、クルマに乗せようとする。
俺は何があったのか分からない。
俺は二人を押しのけ、そう呼ぶ老婆ののもとへ行った。
カタコトの日本語で、『日本人、嫌い』と言われた。
そして、『帰れ』と・・・・・
不思議に思いながら俺はクルマに乗り、来た道を戻った・・・
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