俺は、夜、『シュノミリア』に行った・・・
帰ってきた報告に・・・・
ママは喜び、俺の無茶を叱り、そしてまた喜んだ。
『今日くらいいいでしょう』といい、
小さなグラスにビールを注いでくれた。
客のみんなも大盛り上がりだ!
『狭い店なんだから、HIROTOの席、なくなるとこだったんだよ』などと言う。
ママは、『狭い店で悪いわねぇ。そう思うなら帰りな。少しは広くなるから』と言う。
相変わらずの絶対権力者だ。
『お母さんと一緒に住むの?』と、ママが言う。俺は、『だいぶ、親不孝したからツケが溜まり過ぎて
る。それを返していかないとね』というと、うれしそうに笑った。
なんやかんやのお祭り騒ぎとは、よく言ったもんだ。
まもなく、ママの号令とともに帰っていく。。。。。
ママが『HIROTO、今日はデートしよう』と言いだした。
俺は『これ以上、変な噂がたつと困るよ』と、いうと
『何か、あったのかい?』
『ああっ、ちょっとね。』
『チョットじゃないよ。なにがあったの?』ここまで言われれば答えない訳にはいかない。
『ふざけんじゃないわよ』といい、ある店に勢いよく入り込んだ。
あれ?
俺が殴り倒した奴がいる。
ママが奥で凄い剣幕でまくし立てている。
俺は、アイツんち飲み屋だったんだ。ママは詳しいな。やっぱり・・・
気が収まったのか、ママは静かなカウンターバーに連れて行ってくれた。
『あそこのママとは同級生なのよ。名前聞いてもしかしたらと思ったら大当たりだったわ』
マジかよ。確信ないのに、あの勢い。
凄すぎ・・・・
でもそうだよなぁ。ママが母親でもおかしくないもんな。年齢的にも・・・・
そうこうしてるうちに、ママは店員にビールを2つ頼んだ。
つづく
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