何年ぶりになるだろう・・・・
ここに住むのは・・・・
俺はここに帰る事を拒んだのは、完全に打ち勝つにはこれしかないと思ったから、自分の道を進んだ。
そして、治す方程式を自ら取得するまで帰らないと決めていた。
それを取得した俺は今、マンションを見上げている。
俺も、進化したのかもしれないが、病気も進化する。
そこで、もし出てくれば、また、闘わなくてはいけない。
その時は、その時・・・・
やり合えばいい・・・・
いずれにしても階段は一段上がった。
それは、大きな進歩だ。そうしておこう。
自分に言い聞かせるように・・・・
俺は部屋のインターホンを鳴らし、中からは母が出てくる。
ビックリした顔で、出迎えてくれた。
『なんて顔してんの?息子が帰ってきたんだよ。』
『連絡も取れないから心配してたのよ。』
『ごめん。』
『ごねんじゃないわよ』と、母は泣いた。
『・・・・・・』
『体は大丈夫なの?』
『その為に、連絡しなかった。体は大丈夫だよ。』
『よかった・・・・』
『今はね』と、俺は答えた。
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