これは、ある意味、実験なのかもしれない・・・・


俺が勝つか、病気が勝つか・・・・



誰の手も借りずに抜け出せるか・・・・・



俺は、ある意味この環境を待っていたのかもしれない・・・



俺はこの時の為に、いろいろな本を読んだ。


鬱病は治ります、直ぐに治る鬱病治療法など、しかし、そうなった人はいるかもしれないが、大半は


そんなに簡単に治る事はない。



俺は、日記を書くことにした。


日記という報告書だ。



しかし、それもすぐに書くことを止めた。


いや、書けなくなった。


夜になれば、パニックにもなる。


今迄とは違う。今は一人で病気と向き合わなければならない。



安定剤と抗鬱剤の連発。



ベットの中で、恐怖と闘う。


周期的に来る病気に打ち勝つためには、この方法が一番いいと考えたからだ。



そして、また、恐怖の夜がやってくる。




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