『なんで、HIROTOは、昔の事、話してくれないし、教えてくれないの?』と、言ってきた。
『言う必要もないから・・・・』
『答えになってないよ。。。』
『完璧な答えだろ・・・・』
『どこが?』
『こっちが聞きたいよ。』
『何を?』
『答えになってるからだよ。』
『意味わかんないよ。じゃあ、行ってみた方がいいか?悪いかだけ教えてよ?』と、ヒロミが言う。
『自分の人生だろ。自分で決めろ。俺がとやかくいう事か?』
『相談くらいいいでしょ』
『わかった、分かった。お前が東京に行ったら小鳥みたいなもんだ。周りは腹を空かしてる猫だらけ。友達も、いるけど変わってしまった。誰がお前を助けてくれる。はい、それが答え。』
『意味わかんない。』
『だから自分で決めて自分で責任を持て。』
俺は、思っていた。ヒロミには失礼だが、こんな童顔の小娘が東京に行けば、間違いなく食い物にされる。それを、俺は止めはしない。それも、ヒロミの人生なんだから・・・
俺は、ここにきて、すっかり変わってしまったのかもしれない。
今迄なら、やめた方がいいと言ってたはずだが、人生は自分のものだ。人の意見で振り回すのはごめんだと・・・・
それから、間もなくして、ヒロミは東京へ行った。。。
そっちを選んだか・・・・
つづく
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