俺は、つぐみに話があると浜辺に出た。


まだ、完全ではないが、一人で階段を降りて浜辺まで行ける。



『つぐみ、ありがとうな』


『どうした?』


『いや、ありがとう』


『なんか、どっか行っちゃうみたいじゃん。』


『そんなことはないよ。ただ、ありがとうって言いたかった。』


『別にありがとうなんていらないよ。』


『なんで・・・』


『私が好きでやってることだし・・・』


『そうか。好きで。。。こんな事、好きな奴いないだろ?』


『それは、個人個人の問題でしょ』


『そうか。』


『何か、話があるんでしょ?』


『んっ、ああっ。。。』


『この辺で大丈夫だからとか言うんでしょ。』


『・・・・・・』


『やっぱり、そんな感じか。わかるよ。HIROTOの顔見れば・・・』


『つぐみの人生もあるだろ?俺は、完治したとは言えない。』


『分かってる・・・・』


『つぐみは、どうしたい?一生苦労するかもしれないんだ。』


『そうだなぁー。。。』



と、つぐみは一呼吸ついて言葉を放ち出した。



つづく



ポチっとお願いします。

人気ブログランキングへ