ここに来て、何日、経ったのだろう。
俺は、窓から外を見ているだけの日々を送っていた。
窓から見える景色は、山と川と空・・・
それ以外のものはない・・・
俺は何もしていない・・・
何も考えていない・・・・
そういう、生活だった。
『HIROTO! 髪切ろうか?』と、つぐみがいい、バスタオルを首に巻かれた。
本来なら、そんな事は、絶対拒否していたが、今は何も思わない。
文房具屋で売っているようなハサミで、髪きっている。
『あっ!』
『ヤバッ!』
と、いう言葉が出てくるが、なんの気も起きなかった。
ただ、いじられている人形のように・・・・
つぐみは、『出来た!』といい、鏡を持ってきて俺に見せる。
どうだったかは、憶えていないが、多分、可笑しな髪型だったのだろう。
でも、その時はどうでもよかった。
何も、考えない、考えられない。。。。
こんなにも、なるのかというくらいに・・・・・
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