俺は、知らない場所に連れられていた。
廻りは山、川といった感じの人里離れた場所だった。
ベットがあり、テレビ、トイレ、そんな物しかない部屋に入った。
母が、『また来るね』といい、『無理すんじゃないよ』といい、二人は帰って行った。
残ったのは、つぐみだけだった。
俺は『お前も帰れ』とだけ話した。
その事について、つぐみは受け答えしない。
俺の荷物をクローゼットの中にしまっている。
俺は、留置場みたいなとこだ。と、思った。
でもそこは、静かで鳥の鳴き声が聞こえ、別世界のようだった。
俺はここで何をするんだろうと思っていた。
つぐみは、自分のバックから洋服などをしまっていた。
こいつもここに泊まるのか?
と、思った。
つぐみの愛情すら理解できない俺・・・
しかし、その時の俺は、そうでしかない俺だった・・・
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