あくる日、弁護士が来て、全部の手配が終わった。


その後、ばあさんは、身の回りの掃除ををした。


フラフラになりながら・・・・・



『ばあさん・・・病院だね・・・』と俺が言う


『最後は子供のいう事を聞くとするよ』といい、病院に行った。



そのまま、即入院・・・・


先生が、この一週間が限界でしょうといった。


俺は、個室の病室に簡易ベットを用意してもらった。


『お前もいずれわかるだろうが、こうなると死ぬ事が怖くなくなるなぁ』と言った。


『・・・・・・』


『お前の夢はなんだ?』



『なんだろう?分かんない・・・』


『分かんないか?今更、野球選手にもなれんしな』と、笑顔で言う。


『そうだね。』


『大丈夫だ。まっとうに生きて行けば道はおのずと開ける。それに、お前は人から愛される』


『そんなことないよ。ばあさんが変わりもんだから、良くしてくれるんだ』と、悪態つく。


俺は、最後まで自分でいたかった。それの自分を吉川さんもばあさんも愛してくれたんだから・・・




『少し休みなよ・・・』



『そうするか・・』といい、目をつむった。



ばあさん・・・・・



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