俺は、目的地に着きかけた時、声を掛けられた。
『おじさん、どこいくの?』
おじさん?
振り向くと小学生くらいの男の子がいた。
『ああっ。近くの家に遊びに来たんだ。』というと、
『どこの家?』
『吉川さんっていう人の家。』
『地主さんの家か。』という。
そうか、そうだよな。あの、ばあさん、とんでもない人なんだよな。
『そうか。地主さんなんだ。』というと、
『おばあちゃん、元気ないんだよ。最近・・・』という。
『そうなんだぁ。そうだと思って、会いに来たんだよ。』というと、
『元気出してって言っておいて』といい、走って俺が来た方向に走って行った。
子供は元気だなぁ。俺も、何もなければ、つぐみと・・・・
ホントに男は未練がましいというのは事実だと思った。
しかし、元気がないとは、そんなに悪いのかと、心配になってきた俺は足早になった。
『ばあさーん。ばあさーん。』というと、
『奥から入れー』と言う声がした。
俺はいつものように、自分の家にでも入るように家の中へ入った。
すると、ばあさんは、布団の中にいた。
ウソだろ。。。。
この間から、そんなに時間が経っていないのに・・・
『ばあさん!どうしたんだよ。』と、俺は聞いた・・・・
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