目が覚めた・・・・
いつかの光景・・・・
夢と勘違いしているような・・・
横には女が横たわっている・・・・・
あっ・・・そうか・・・・・
昨日は、酔いつぶれたんだ。。。。。
すると、目を擦りながら、『およよ!』と、目を覚ました。
つぐみだ・・・・
俺の口にキスをしてくる・・・・・
『待ってたんだよ・・・忙しそうだね・・・相変わらず・・・』
俺は、何も言わない。
『HIROTO?体は大丈夫なの?』と聞いてきた。
『ああっ。』
つぐみの目は悲しそうな目をしている。
『私には、何もしてあげられない』
『・・・・・・・』
つぐみは長い髪をかき分けた・・・・
『これ以上、HIROTOのツライ顔、見てられない』
休日の朝のような、静けさのように語りかけるように・・・・
俺は、何も言えない・・・・・
原因は、俺にあり、俺が自分の生き方を選んだ結果だ・・・・
俺は、『会社辞めたんだ・・・』
『えっ!』
『それを昨日、言いに来たんだ。』
『そう・・・・』
『ああっ・・・・』
『HIROTOの人生が始まるんだね・・・・新たな人生が・・・』
『でも、わたしは・・・・』
そう言いかけ、つぐみは下を向いて黙っていた・・・・
つづく
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