じゃあ、あの世の、じいさんを叱っておくよ。それは、訂正しろって』



俺はなに言ってんだよ、このばあさんと思って、飯を食べ続けた。




『あまり、時間がない・・・』と、ばあさんが言った。



『あるよ。なんだったら夜中までお話に付き合いますよ』


と、悪態を俺はついた。




『半年くらいが目安だそうだ・・・・』



『なに?なんだよそれ?まさか?』


俺はやっと気が付いた。大変な事になっていることに・・




『ああっ!命の時間だ。』



『ばか。バカ言ってんじゃねぇよ。なんなんだよ。それこそ、名医とか言ってた奴、呼べよ。』



『その名医の話だ。』


『他にも名医はいるだろ。会長にも探してもらおうよ。』



『誰にも言わん。知っているのは医師とお前だけだ。』



『なんでだよ。探せばいるよ。テレビとかで出て医者とかいるじゃん。』



『誰にも言わん。私は吉川の妻だよ!』


『・・・・・・・関係ねぇじゃん・・・・吉川さんとか妻とか・・・』



『よく聞きなさいよ』と、強い口調で話し出した。



ばあさん・・・・




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