俺は、精神的に限界が来ていた。
痛みは我慢できるが、何でなのかが分からない事に・・・
俺はいいと言ったんだが、つぐみが母にも言った方がといい電話をした。
慌てて、母は、駆けつけてくる。
『生き死にじゃないから平気だよ。』
『ありがとうね。つぐちゃん。教えてくれて。この子、何も言わない子だから・・・』
『いえ。』といい、お茶を出した。
『で、どうなの?平気なの?』
『平気だよ。』
というと、つぐみが突然言い出した。
『おばさん、ここで暮らしませんか?』
『なんで?』
『何か、あっら私、一人じゃ不安だし、いずれ一緒に暮らすんですから・・・』
『つぐみちゃん・・・ありがとう』といい、母は泣いていた。
でも、これは、つぐみなりの俺に対する優しさだった。
しばらくして、母が引っ越してきた。
その一週間後、『実家の母の体調が悪いみたいなんで、しばらく実家に帰ってきます。』
と、言った。
そして、衣類だけ持って実家に帰って行った。
俺はこの時、何も考えず『おふくろさんによろしくな』といい、つぐみを送り出した。
『うん』と言う言葉には力がなかった・・・・
そして・・・・
つづく
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