俺は、こんな女に負けるかよと思い、
『破滅させてみろよ』と言った。
『その前にあんたに飲ませてもらう義理はないからちょっと待って!』と、いい、
電話を掛けた。
『裏通りの・・・・ここなんて名前?』と、何も考えないで振り向きざまに、つぐみに聞いた。
『Synomilia(シュモミリア)です』と、答えた。
『シュノミ何とかと言う店に金持ってきてくれ』と、ある人物に頼んだ。
五分もしないうちに5万円を持ってきた。
『悪いな』といい、また、俺は一人店に入った。5万をカウンターに叩きつけ、吞み代と宿泊費だとい
い、ママと飲みだした。
話はしない。
無 言・・・
ビールの瓶がカウンターにどんどん溜まっていく。
つぐみが片づけようとすると、『このままでいい!』ママが言う。
多分、十数本の空き瓶がカウンターの上に並んだ時、違う酒にしよういうことにした。
持ってきた酒は、ウイスキー!
それも、1時間立つか経たないうちに空になった。
『つぐみー!』と、ママが言うとまた、ボトルを持ってくる。
この、ババァばけもんかぁ?
俺はかなり酔っていた。
『もう、お終いなの?』と聞いてきて、『それぐらいじゃ酒で破滅はしないわね』と言いやがる。
『大丈夫だよ。』といってはいるものの、ろれつは回っていない。
それでも、俺は、吞んだ。
『ママ・・』とつぐみが言う。
『いいんだよ。たいしたことない事で、ヤケ酒の飲み方だけ覚えた坊やにはこれ位おしえなきゃ。』
このババァ・・・
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