なんとか、乗り越えられそうだ・・・
残り2日。。。
はっきり言って、精神的に俺は限界にきていた。
やはり、この鬱謬という病気は、脳を活発に使いすぎると、かなり堪える。
土曜日に契約が上がらないのが、かなり痛い・・・
今日は、本来、定休日になる。営業の世界は平日休みが多い。
昨日の商談の後、車の中で眠ってしまった俺は、帰社したのが遅かった。
しかし、俺が帰ると、営業マンが一人残らず待っていてくれた。
『おめでとうございま。』と皆が言ってくれた。
うれしかった。素直にうれしかった。
みんな知っている、俺が商談に行くプレッシャーと病名は知らないが体の事も。。。
俺は振り絞るように、『待っててくれて、ありがとう。明日は休みだ。ゆっくり休んでくれ。』と、い
うと、
営業マンの中でリーダー的の人間がこういってきた。
『本部長。まだ、本部長の考えてる数字に達していないんじゃないですか?』と言う。
おいおい、いじめんなよ。と思っていると、
『本部長が帰ってくる前に、みんなで話し合いまして、明日は出勤します。残り、売上高で540万ですよね。今日の主役は本部長に譲りましたが、残り2日あります。絶対、540、上げてきます。』
というと、
廻りの営業マンも、『おおっ!』といい、ボルテージというか、何と言うか最高の状態になっている。
『悪いな。』といい、疲れ果てた俺は、『みんな、ありがとう。残り2日、頼むよ。』と、小さな声で言った。
『はい。』と声を揃えて返事が帰ってくる。
何よりうれしかったのは、営業マンは売り上げをベースに考えるのが普通だ。。。
でも、彼が言った540万足りないというのは、回収ベースの話。すなわち、キャッシュがいくら必要かという事まで考えてくれての一言だ。
俺は、年上だらけの部下に、ホントに感謝した。
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