『本部長!私は、退職しようと思っています』
俺は、はっきり言ってビックリした。
つい数ヶ月前まで、何百万と稼いでいた人間だ。
労働時間や仕事内容は、確かに大変だかが、今、ここまで金になる会社はない。
これは、横の繋がりで、俺は確信があっし、営業マンならなおさら、解っている事だ。
しかし、それをさしおいても、辞めると言い出した事に。。。
一体何があったんだ。
俺が休んでいる間に?
『どうしたんですか?』
『ホントに知らないんですか?』
『ええっ。』
『じゃあ、お話します。実は、うちの会社は資金繰りが相当、悪いんです。下請けにも、給料の遅配があります。それにより、下請けからは、我々に苦情が出ているんです。会社が対応しない、社長が表に出て来ない。その上、遅配があるのに、高い車を乗り回し、言う事は上から目線です』
そんな、ケアまでしてたら営業になりませんよ。と言いたいのだろう。
でも、間違ってはいない。
なんてことしてるんだ。。。。
それで、売り上げが上がらない事を営業のせいにして・・・・
それから、次々と社員たちが言葉を言い始めた。
それは、無理もない、俺自身、何も言えない現実が待ち構えていたのだ。
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