もう数ヶ月が経つ・・・
仕事をしていた時は、鳴り止まないくらい鳴っていた携帯もほとんど鳴らない。。。
そんな事は、何か月も前から思っていた。
会社なんて、誰がいなくても回るもんなんだよ・・・
そんな感じで日々を送っていると、ある日、携帯が鳴った。
会社の社長だ。
病気になってから、一度も電話なんかしてきたことないのに・・・
社長:『どうだ。調子は?』
俺 :『すみませんご迷惑かけて・・・・体の方は相変わらずなんですが。。。』
社長:『そうか。』と、気のない答えが返ってきた。
俺は病気が発症する前、この社長と他の役員との関係がギクシャクしていた。
俺にも責任はある。しかし、俺は周りの役員とは違い順応なるイエスマンではなかった。
俺は会社の為にイエスマンにはなる事は出来なかった。
設立当初は、そんな関係ではなかった。
小さな会社をどうすれば伸ばせるのか真剣に社長とも話をした。
しかし、上場こそしていないが売り上げは毎年、倍々ゲームのように伸びて行った。
ダークすれすれの会社だ。
リスクから考えれば、そうなる事は、必然だったのかもしれない。
だが、売り上げが上がるにつれ、トップダウンは日に日に増していた。
下の部下からも相談がある位に・・・
だから、俺はそうせざるを得なかった。
そして、必然的にギクシャクしていくのは当たり前だった。
俺はこれを機に辞任も考えていた。
もう、いいだろう。人といがみ合ってまで仕事をしていても仕方がないと。。。。
そんな関係の社長からの電話だった・・・
つづく
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