冷ややかな目線  そして・・・



貴方たちは、自分が苦しんでいる時、助けてくださいと願いませんか?


願わないと答えた人に教えてほしい・・・


願うのは間違いなのでしょうか?




俺は建物に掴まり、一歩、二歩と苦しさの中で足を前に運んだ・・・


だが、次の一歩を進もうとした時、その建物にもたれかかる様に座り込んだ。



もう、何も考えられない状況。  無 心



さっきの女の人が、『大丈夫ですか?』と、聞いてきた。


まだ、若い多分、入社2年目くらいのメガネを掛けた女性だった。


出勤前の時間だ。


このあたりの人なんだろう。


すると、救急車のサイレンが聞こえた


さっきの野次馬達が呼んだのだろう。


間もななく、救急車が俺の横に止まった。


救急隊の人が『大丈夫ですか?どうしました?』と聞いてくるが、答えられない。



すぐさま、救急隊の人に車の中に運ばれ、寝かされた。


心電図を取るため何やら体をいじられる。


救急隊の人が、声を掛けてくれた女性に『身内のかたですか?』と聞いている。


『違いますが・・・』と、女性が答える。


この間、同様に病院を探しているんだろ。。。


すると、間もなく俺の過呼吸も落ちってきて少し話を出来る感じになってきた。


ゆっくりだが、救急隊の人に自分の病気の話をした。


しかし、俺が通っている病院は、メンタルクリニックなので救急は救急対応はしていない。(基本的には)


なので、俺は自分で行きますからと、車を降りようとすると救急隊の人が脈が乱れているからといい、救急病医院に搬送するという。


わかってないな。過呼吸になれば脈の一つも乱れるのは当たり前だろ。と思いながら、仕方なくいう事に従った。


行先は呼吸器科と言われた。


『わかりました。』と言うと後ろのドアを閉めます!と救急隊の人が言った


と、その時、声を掛けてくれた女性が、『私も行きます』と救急車の中に乗ってきた。



つづく


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